動名詞とは何か?基本的な性質を理解しよう
動名詞は英語学習の中でも特に重要な文法項目の一つです。大学受験では共通テストから難関私立大学、国公立大学の二次試験まで幅広く出題されます。動名詞を正しく理解することで、文法問題だけでなく長文読解の精度も大きく向上します。ここでは動名詞の基本的な性質について、わかりやすく解説していきます。
動名詞の定義と形
動名詞とは、動詞にingをつけて名詞の働きをさせたものです。例えば、swimという動詞にingをつけてswimmingとすると「泳ぐこと」という意味の名詞になります。形は現在分詞と同じですが、文中での役割が全く異なります。
動名詞の作り方には一定のルールがあります。基本的には動詞の原形にingをつけるだけですが、いくつかの例外があります。eで終わる動詞は、eを取ってingをつけます(make→making)。短母音+子音字で終わる動詞は、子音字を重ねてingをつけます(run→running、swim→swimming)。ieで終わる動詞は、ieをyに変えてingをつけます(lie→lying、die→dying)。
河合塾や駿台予備校の文法テキストでは、動名詞の形成ルールを最初に学習します。東進ハイスクールの今井宏先生の授業でも、この基本ルールの徹底が強調されています。形を正確に作れることが、動名詞マスターの第一歩です。
動名詞が持つ2つの性質
動名詞の最大の特徴は、動詞と名詞の両方の性質を持つという点です。名詞の性質としては、文中で主語・目的語・補語になることができます。一方、動詞の性質としては、目的語を取ったり、副詞で修飾されたりすることができます。
例えば、”Reading books is fun.”という文を見てみましょう。ここでのReading booksが主語になっています。Readingは動名詞で名詞の働きをしていますが、同時にbooksという目的語を取っているため、動詞の性質も保っています。このように、動名詞は2つの顔を持つ特殊な形なのです。
代々木ゼミナールの西谷昇二先生は、この二重性を「変身した動詞」と表現して説明されています。動詞が名詞に変身しても、元の動詞の力は失わないというイメージです。早稲田大学や慶應義塾大学の入試問題では、この二重性を理解しているかを問う問題が頻出します。スタディサプリの関正生先生も、この概念の理解を重視した講義を展開されています。
動名詞と現在分詞の見分け方
動名詞と現在分詞は形が全く同じなので、初学者が最も混乱しやすいポイントです。しかし、文中での役割を見れば必ず区別できます。動名詞は名詞の働き(主語・目的語・補語)をし、現在分詞は形容詞か副詞の働き(名詞の修飾や進行形の一部)をします。
具体例で確認しましょう。”Swimming is good for health.”のSwimmingは主語なので動名詞です。一方、”The boy swimming in the pool is my brother.”のswimmingはthe boyを修飾する形容詞的な働きをしているので現在分詞です。また、”I am swimming now.”のswimmingは進行形を作る現在分詞です。
| 区別のポイント | 動名詞 | 現在分詞 |
|---|---|---|
| 文中での働き | 名詞(主語・目的語・補語) | 形容詞・進行形 |
| 訳し方 | 「〜すること」 | 「〜している」「〜しながら」 |
| 置き換え可能 | 名詞に置き換え可能 | 形容詞や進行形として機能 |
この見分け方は、東京大学や京都大学をはじめとする難関国立大学の英作文問題で特に重要になります。Z会の通信教育や、東京個別指導学院のような個別指導塾では、この違いを演習を通じて徹底的に身につけさせます。
動名詞の基本的な使い方をマスターする
動名詞は文中で様々な役割を果たします。主語・目的語・補語・前置詞の後ろなど、名詞が使える場所ならどこでも使えます。それぞれの使い方を具体例とともに理解することで、読解力と表現力の両方が格段に向上します。ここでは動名詞の4つの基本的な使い方を、受験で頻出する例文とともに詳しく見ていきましょう。
主語として使われる動名詞
動名詞は文の主語として使うことができます。「〜することは」という意味になり、to不定詞の名詞的用法と同じように使えますが、動名詞のほうがより一般的・習慣的な行為を表すニュアンスがあります。文頭に来る動名詞は特に注意して読み取る必要があります。
例えば、”Learning English is important for your future.”(英語を学ぶことはあなたの将来にとって重要です)という文では、Learning Englishが主語全体を形成しています。また、”Getting up early in the morning is not easy for me.”(朝早く起きることは私にとって簡単ではありません)のように、動名詞は修飾語句を伴って長い主語を作ることもよくあります。
主語の動名詞は、共通テストの文法問題や並び替え問題で頻出です。明光義塾や個別教室のトライでは、この用法を使った作文練習を重点的に行います。また、上智大学や青山学院大学の入試では、主語の動名詞を含む複雑な構文の読解が求められます。河合塾のテキスト「英文法・語法 良問500」でも、主語の動名詞に関する問題が多数収録されています。
目的語として使われる動名詞
動名詞は他動詞や前置詞の目的語になることができます。これが動名詞の最も重要な使い方の一つです。特定の動詞は動名詞のみを目的語に取り、to不定詞は取れません。この動詞の区別が大学入試の頻出ポイントです。
動名詞のみを目的語に取る代表的な動詞には、enjoy(楽しむ)、finish(終える)、stop(やめる)、avoid(避ける)、mind(気にする)、give up(あきらめる)、admit(認める)、deny(否定する)などがあります。例えば、”I enjoy playing tennis.”は正しいですが、”I enjoy to play tennis.”は誤りです。
覚え方として、駿台予備校の竹岡広信先生が提唱する「MEGAFEPS(メガフェプス)」という語呂合わせがあります。Mind、Enjoy、Give up、Admit、Finish、Escape、Practice、Stopの頭文字を取ったものです。東進ハイスクールの安河内哲也先生も、この語呂合わせを推奨されています。武田塾の参考書ルートでも、「Next Stage」や「Vintage」でこれらの動詞を徹底的に演習することが推奨されています。早稲田アカデミーや市進学院では、これらの動詞を使った例文暗唱を課題として出しています。
補語として使われる動名詞
動名詞は主語や目的語を説明する補語としても使われます。特に、主格補語(主語=補語の関係)として頻繁に登場します。be動詞の後ろに来て、「〜することだ」という意味で主語の内容を具体的に説明します。
例えば、”My hobby is collecting stamps.”(私の趣味は切手を集めることです)という文では、collecting stampsがMy hobbyを説明する補語です。また、”The problem is understanding the grammar rules.”(問題は文法規則を理解することです)のように、抽象的な主語の内容を具体化する役割も果たします。
この用法は、慶應義塾大学の商学部や経済学部、立教大学の文学部などでよく出題されます。補語の動名詞は、文の骨格を理解する上で重要な役割を果たします。代々木ゼミナールの「英文法ファイナル問題集」では、補語の動名詞を見抜く問題が段階的に配置されています。TOMAS(トーマス)のような完全個別指導塾では、生徒一人ひとりの理解度に応じて、補語の動名詞を使った作文練習を行います。
前置詞の後ろに来る動名詞
これは動名詞の使い方の中で最も重要なルールの一つです。前置詞の後ろには必ず名詞(句)が来るため、動詞を置きたい場合は必ず動名詞にします。to不定詞は原則として前置詞の後ろに置けません(例外:be about toなど)。
よく使われる前置詞と動名詞の組み合わせを見てみましょう。”Thank you for helping me.”(手伝ってくれてありがとう)、”I’m good at playing the piano.”(私はピアノを弾くのが得意です)、”She is interested in learning Japanese.”(彼女は日本語を学ぶことに興味があります)などです。特に、be interested in、be good at、look forward to、be used toなどの熟語では、前置詞の後ろに動名詞が来ることを覚える必要があります。
| 頻出表現 | 意味 | 例文 |
|---|---|---|
| be good at ~ing | 〜が得意である | She is good at speaking English. |
| be interested in ~ing | 〜に興味がある | I’m interested in studying abroad. |
| look forward to ~ing | 〜を楽しみにする | We look forward to meeting you. |
| be used to ~ing | 〜に慣れている | He is used to getting up early. |
この用法は、MARCH(明治・青山学院・立教・中央・法政)レベルの大学で特に頻出します。四谷学院の55段階個別指導では、前置詞+動名詞の表現を段階的に習得させるカリキュラムが組まれています。スタディサプリの肘井学先生は、前置詞の後ろには必ず名詞が来るという原則から動名詞の必要性を説明されています。増田塾のような難関私大文系専門塾でも、この用法の問題演習に多くの時間を割いています。
動名詞と不定詞の違いを徹底比較
動名詞とto不定詞は、どちらも「〜すること」と訳すことができ、名詞的な働きをします。しかし、どちらを使うかは動詞によって決まっており、これを間違えると減点されてしまいます。大学入試では、この使い分けを問う問題が非常に多く出題されます。ここでは、動名詞と不定詞の違いを明確にし、受験で必須となる知識を整理していきます。
動名詞のみを目的語にとる動詞
先ほども触れましたが、特定の動詞は動名詞のみを目的語に取り、to不定詞は使えません。これらの動詞は「過去や現在の事実、すでに行っていることやこれからも続けること」を表す傾向があります。イメージとしては、実際に経験した具体的な行為を表します。
主要な動詞を改めて整理しましょう。enjoy(楽しむ)、finish(終える)、stop(やめる)、quit(やめる)、give up(あきらめる)、avoid(避ける)、mind(気にする)、practice(練習する)、admit(認める)、deny(否定する)、consider(検討する)、suggest(提案する)、recommend(推薦する)などです。
例文で確認します。”I finished reading the book.”(私はその本を読み終えた)は正しいですが、”I finished to read the book.”とは言えません。また、”He avoided meeting her.”(彼は彼女に会うことを避けた)も動名詞を使います。これらの動詞の後ろにto不定詞を置くと、ネイティブスピーカーには非常に不自然に聞こえます。
河合塾の全統記述模試や駿台全国模試では、この動詞の選択問題が頻繁に出題されます。Z会の「速読英単語 必修編」では、これらの動詞を使った例文が多数掲載されており、文脈の中で自然に覚えられるよう工夫されています。臨海セミナーや栄光ゼミナールでは、これらの動詞リストを暗記カードにして反復練習させています。東京大学の自由英作文や一橋大学のリスニング問題でも、これらの動詞の正しい使い方が問われることがあります。
不定詞のみを目的語にとる動詞
逆に、to不定詞のみを目的語に取り、動名詞は使えない動詞もあります。これらの動詞は「未来志向、これから行うこと、願望や意図」を表す傾向があります。まだ実現していない行為や、心の中の願望を表すイメージです。
代表的な動詞には、want(望む)、wish(願う)、hope(希望する)、expect(期待する)、plan(計画する)、decide(決める)、refuse(拒否する)、promise(約束する)、agree(同意する)、offer(申し出る)、manage(なんとかする)、fail(失敗する)などがあります。
例えば、”I want to study abroad.”(私は留学したい)は正しいですが、”I want studying abroad.”とは言えません。また、”She decided to become a doctor.”(彼女は医者になることを決めた)も不定詞を使います。これらの動詞の後ろに動名詞を置くと文法的に誤りになります。
この区別を覚えるために、駿台予備校では「未来のことは不定詞」という原則を教えています。代々木ゼミナールの仲本浩喜先生は、「不定詞は未だ定まらない詞」という語源的な説明をされています。鉄緑会や平岡塾のような最難関校向け進学塾では、この区別を英作文で自在に使いこなせるレベルまで訓練します。早稲田大学の政治経済学部や国際教養学部では、この知識を前提とした長文読解問題が出題されます。
両方とれるが意味が変わる動詞
最も注意が必要なのが、動名詞も不定詞も目的語に取れるが、意味が変わってしまう動詞です。これらの動詞は、大学入試の正誤問題や和訳問題で頻出します。文脈から正しい意味を判断する力が求められます。
代表的なものを見ていきましょう。まず、rememberです。”remember doing”は「〜したことを覚えている(過去の事実)」、”remember to do”は「〜することを覚えている(未来の予定)」という意味です。例えば、”I remember meeting him.”は「彼に会ったことを覚えている」、”Remember to meet him.”は「彼に会うことを忘れないで」となります。
次にforgetです。”forget doing”は「〜したことを忘れる」、”forget to do”は「〜することを忘れる」です。”I’ll never forget visiting Kyoto.”(京都を訪れたことを決して忘れない)と”Don’t forget to visit Kyoto.”(京都を訪れることを忘れないで)では全く意味が異なります。
さらに重要なのがtryです。”try doing”は「試しに〜してみる(実験的に行う)」、”try to do”は「〜しようと努力する」という意味です。”I tried opening the window.”は「試しに窓を開けてみた」、”I tried to open the window.”は「窓を開けようとした(けど開かなかった可能性)」となります。
| 動詞 | 動名詞(doing) | 不定詞(to do) |
|---|---|---|
| remember | 〜したことを覚えている | 〜することを覚えている |
| forget | 〜したことを忘れる | 〜することを忘れる |
| try | 試しに〜してみる | 〜しようと努力する |
| stop | 〜することをやめる | 〜するために立ち止まる |
stopも重要です。”stop doing”は「〜することをやめる」、”stop to do”は「〜するために立ち止まる」です。”He stopped smoking.”は「彼は禁煙した」、”He stopped to smoke.”は「彼はタバコを吸うために立ち止まった」となります。この違いは、京都大学や大阪大学の和訳問題で問われることがあります。東進ハイスクールの渡辺勝彦先生は、この4つの動詞を「意味変化動詞」として特別に扱い、イメージで覚える方法を提唱されています。個別指導塾スタンダードやナビ個別指導学院では、これらの動詞を使った例文を繰り返し音読させることで定着を図ります。
受験頻出!動名詞の重要構文パターン
基本的な動名詞の使い方を理解したら、次は入試で頻出する重要構文パターンを押さえましょう。動名詞の意味上の主語、否定形、完了形、そして慣用表現は、難関大学の入試で必ず出題されます。これらの知識があるかないかで、得点に大きな差が出ます。ここでは、受験生が必ず押さえておくべき動名詞の応用的な使い方を解説します。
動名詞の意味上の主語
動名詞にも主語があります。動名詞が表す動作を実際に行う人を「意味上の主語」と呼びます。意味上の主語は、所有格または目的格で動名詞の直前に置きます。所有格のほうがフォーマルで、目的格のほうがカジュアルな表現とされています。
例えば、”I don’t mind his/him coming late.”(彼が遅く来ることを私は気にしません)という文では、comingという動作を行うのは「彼」なので、his/himが意味上の主語です。また、”We are looking forward to your/you visiting us.”(私たちはあなたが訪ねてくることを楽しみにしています)では、visitingを行うのは「あなた」です。
意味上の主語が文の主語と同じ場合は、通常省略されます。”I’m proud of winning the contest.”(私はコンテストで優勝したことを誇りに思います)では、winningを行うのは文の主語Iと同じなので、意味上の主語は表記しません。しかし、”I’m proud of my son(‘s) winning the contest.”(息子がコンテストで優勝したことを私は誇りに思います)では、winningを行うのは息子なので、意味上の主語が必要です。
この構文は、東京大学や京都大学の英作文問題で頻出です。河合塾の「やっておきたい英語長文」シリーズでは、意味上の主語を含む動名詞構文の読解練習が豊富に用意されています。駿台予備校の竹岡広信先生は、意味上の主語の理解が和訳問題での正確性を大きく左右すると指摘されています。東京個別指導学院や個別指導Axisでは、生徒が自分で英文を作る際に、意味上の主語を正確に使えるよう反復訓練を行います。
動名詞の否定形と完了形
動名詞にも否定形と完了形があります。否定形はnot/neverを動名詞の直前に置き、「〜しないこと」という意味を表します。完了形は”having + 過去分詞”の形で、主節の動詞よりも前に起こったことを表します。
否定形の例を見てみましょう。”I’m sorry for not replying to your email earlier.”(メールに早く返信しなくてすみません)や”He insisted on not going there.”(彼はそこに行かないと主張した)のように、notを動名詞の直前に置きます。neverを使うと強い否定になります:”She regrets never studying abroad.”(彼女は留学しなかったことを後悔しています)
完了形は、時制のずれを表すために使います。”I remember having met her before.”(以前彼女に会ったことを覚えています)では、”met”(会った)が”remember”(覚えている)よりも前の出来事なので、having metという完了形を使います。また、”He is proud of having graduated from Tokyo University.”(彼は東京大学を卒業したことを誇りに思っています)では、卒業が現在の誇りよりも前なので完了形です。
これらの形は、慶應義塾大学、早稲田大学、上智大学などの難関私立大学の文法問題や和訳問題で出題されます。Z会の「英文法・語法のトレーニング」では、否定形と完了形の動名詞を使った問題が段階的に配置されています。代々木ゼミナールの「英頻」でも、これらの形を含む例文が多数収録されています。鉄緑会の東大英語のテキストでは、完了形の動名詞を含む複雑な構文の読解が重点的に扱われます。
慣用表現で覚える動名詞
動名詞を含む慣用表現は数多くあり、イディオムとして丸ごと覚えることが効率的です。これらの表現は会話でも頻繁に使われ、リスニング問題や長文読解で理解が求められます。ここでは受験で特に重要な慣用表現を紹介します。
まず、”It’s no use/good doing”(〜しても無駄だ)という表現があります。”It’s no use crying over spilt milk.”(こぼれたミルクを嘆いても仕方ない=後の祭り)という諺は有名です。類似表現として”There is no point (in) doing”(〜しても意味がない)もよく使われます。
次に、”be worth doing”(〜する価値がある)も頻出です。”This book is worth reading.”(この本は読む価値があります)のように使います。注意点は、worthの後ろは必ず動名詞で、受動態にしないことです。”This book is worth being read.”とは言いません。
さらに、”cannot help doing”や”cannot but do”(〜せざるを得ない)、”feel like doing”(〜したい気がする)、”have difficulty/trouble (in) doing”(〜するのに苦労する)、”spend time/money (in) doing”(〜するのに時間/お金を使う)なども重要です。
| 慣用表現 | 意味 | 例文 |
|---|---|---|
| It’s no use doing | 〜しても無駄だ | It’s no use worrying about it. |
| be worth doing | 〜する価値がある | The movie is worth watching. |
| cannot help doing | 〜せざるを得ない | I cannot help laughing. |
| feel like doing | 〜したい気がする | I feel like eating sushi tonight. |
これらの慣用表現は、共通テストのリーディング問題やリスニング問題で頻繁に登場します。東進ハイスクールの安河内哲也先生は、これらの表現を音読して覚えることを推奨されています。スタディサプリの関正生先生も、慣用表現は文脈の中で覚えることの重要性を強調されています。武田塾の参考書ルートでは、「システム英単語」や「ターゲット1900」に加えて、「解体英熟語」でこれらの表現を網羅的に学習することが推奨されています。明光義塾では、これらの表現を使った短文作成の宿題が出されます。
大学入試での動名詞出題傾向と対策
動名詞は、共通テストから難関大学の二次試験まで、あらゆるレベルで出題されます。出題形式は大学によって異なりますが、動名詞の理解度を測る問題は必ず含まれています。ここでは、入試形式別の出題傾向と、それぞれに対する効果的な対策法を具体的に解説します。志望校の傾向を知ることが、合格への近道です。
共通テストでの動名詞問題
共通テストでは、文法知識そのものを問う問題は少なく、長文読解の中で動名詞を正しく理解できるかが問われます。特にリーディングの第3問以降では、動名詞を含む複雑な文構造を素早く正確に読み取る力が必要です。
具体的には、動名詞が主語になっている文や、前置詞+動名詞の構文が長文中に頻出します。例えば、”Understanding cultural differences is important when studying abroad.”のような文で、Understanding cultural differencesが主語全体であることを瞬時に判断できる必要があります。また、”She is interested in learning about Japanese history.”のような、熟語と動名詞の組み合わせも頻繁に登場します。
リスニングセクションでも、動名詞を含む表現が自然な会話の中で使われます。”I’m looking forward to seeing you.”や”Thank you for helping me.”などの表現を、音声で聞いて瞬時に理解する力が求められます。
対策としては、河合塾の「共通テスト総合問題集」や駿台の「共通テスト実戦問題集」を使った演習が効果的です。Z会の共通テスト対策講座では、動名詞を含む構文の速読トレーニングが行われます。東進ハイスクールの共通テスト本番レベル模試でも、本番と同じ形式で動名詞の理解度が測れます。スタディサプリでは、共通テスト対策講座で頻出の動名詞表現がまとめられています。個別指導塾では、生徒の弱点に応じて動名詞を含む長文の音読練習を行います。
難関大学の記述問題対策
東京大学、京都大学、一橋大学、大阪大学などの難関国立大学では、動名詞を含む英文和訳や英作文が頻出します。特に和訳問題では、動名詞の意味上の主語や完了形を正確に日本語に訳す力が問われます。
例えば、東京大学の和訳問題では、”His having been absent from school for a week worried his parents.”(彼が1週間学校を欠席していたことが両親を心配させた)のような、完了形の動名詞を含む複雑な構文が出題されます。この文では、having been absentが主語で、これを「彼が欠席していたこと」と正確に訳す必要があります。
京都大学では、”I am proud of my daughter’s having won the first prize.”(娘が一等賞を取ったことを私は誇りに思います)のような、意味上の主語を含む動名詞の和訳が出題されます。daughter’sがwinningの意味上の主語であることを理解して訳す必要があります。
英作文では、動名詞と不定詞の使い分けが重要です。「彼は医者になることを決めた」を英訳する際、”He decided to become a doctor.”とすべきで、”He decided becoming a doctor.”は誤りです。このような細かい文法事項が採点基準になります。
対策としては、河合塾の「やっておきたい英語長文」の700・1000レベルや、駿台の「英文読解の透視図」で難解な構文に慣れることが重要です。Z会の東大・京大コースでは、動名詞を含む和訳問題の添削指導が充実しています。鉄緑会や平岡塾では、最難関大学の過去問演習を通じて、動名詞の複雑な構文を徹底的に学習します。代々木ゼミナールの西谷昇二先生の講義では、動名詞を含む難解な和訳のテクニックが詳しく解説されます。
長文読解で動名詞を見抜くコツ
長文読解では、動名詞を素早く見抜き、文構造を正確に把握する力が求められます。特に、主語の動名詞や前置詞+動名詞の構文を見落とすと、文全体の意味を誤解してしまいます。ここでは、長文中で動名詞を見抜くための実践的なコツを紹介します。
まず、文頭のing形を見たら、それが動名詞(主語)なのか現在分詞(修飾語)なのかを判断します。判断基準は、その後ろに動詞があるかどうかです。”Learning English is important.”では、Learning Englishの後ろにbe動詞isがあるので、Learning Englishが主語の動名詞です。一方、”Learning English, he became interested in other languages.”では、カンマの後ろに主語he+動詞becameがあるので、Learning Englishは分詞構文です。
次に、前置詞を見たら、その後ろにing形がないかチェックします。前置詞の後ろのing形は必ず動名詞です。”He is good at playing soccer.”、”Thank you for coming.”、”I’m interested in studying abroad.”など、前置詞+動名詞の組み合わせは長文中に頻出します。
また、特定の動詞の後ろのing形も動名詞です。enjoy、finish、avoid、mindなどの後ろのing形は動名詞と判断できます。”I enjoyed talking with you.”のように、動詞の性質を知っていれば瞬時に動名詞と分かります。
早稲田大学の政治経済学部や商学部、慶應義塾大学の法学部や経済学部の長文では、1文が非常に長く、動名詞を含む複雑な構文が頻出します。例えば、”Understanding the importance of learning foreign languages in today’s globalized world is essential for students.”のような長い主語を持つ文で、主語の終わりを正確に見抜く必要があります。
対策としては、速読速聴・英単語シリーズで動名詞を含む文の音読を繰り返すことが効果的です。東進ハイスクールでは、長文中の動名詞にマーキングしながら読む練習を推奨しています。河合塾の全統記述模試の復習では、動名詞を含む文を構文ごとに分解して理解する訓練が有効です。武田塾では、「ポレポレ英文読解プロセス50」や「英文解釈の技術100」で動名詞を含む構文を体系的に学習することを推奨しています。個別指導塾では、生徒が実際に長文を読みながら、動名詞を見抜けているかをその場でチェックし、フィードバックします。
効果的な動名詞の学習法と教材選び
動名詞をしっかり身につけるには、適切な学習法と自分のレベルに合った教材選びが重要です。闇雲に問題を解くだけでは効率が悪く、理解も定着しません。ここでは、動名詞を確実にマスターするための学習法と、おすすめの問題集や塾・予備校の活用法を具体的に紹介します。効率的な学習で、限られた時間を最大限に活用しましょう。
おすすめの文法問題集
動名詞の学習には、段階的に難易度が上がる問題集を選ぶことが重要です。基礎から応用まで、自分のレベルに合わせて教材を選びましょう。ここでは、レベル別におすすめの問題集を紹介します。
初級レベル(英語が苦手な受験生向け)には、「大岩のいちばんはじめの英文法【超基礎文法編】」(東進ブックス)がおすすめです。動名詞の基本的な概念から丁寧に解説されており、英語が苦手な生徒でも理解できます。また、「高校英文法をひとつひとつわかりやすく。」(学研)も、イラストや図解が豊富で視覚的に理解しやすい教材です。
中級レベル(MARCH、関関同立を目指す受験生向け)には、「Next Stage英文法・語法問題」(桐原書店)が定番です。動名詞に関する問題が網羅的に収録されており、入試頻出パターンを効率よく学習できます。類似の教材として「Vintage」(いいずな書店)や「スクランブル英文法・語法」(旺文社)も人気があります。河合塾や駿台予備校の授業でも、これらの問題集が副教材として使われています。
上級レベル(早慶、旧帝大を目指す受験生向け)には、「全解説頻出英文法・語法問題1000」(桐原書店)、通称「英頻」がおすすめです。難易度の高い問題も含まれており、動名詞の完了形や意味上の主語など、細かい知識まで問われます。また、「英文法ファイナル問題集 難関大学編」(桐原書店)も、最難関大学を目指す受験生に適しています。
英作文対策には、「竹岡広信の英作文が面白いほど書ける本」(KADOKAWA)や「大矢復 英作文講義の実況中継」(語学春秋社)が有効です。これらの教材では、動名詞と不定詞の使い分けなど、実際に英文を書く際のポイントが詳しく解説されています。
Z会の通信教育では、これらの市販教材と併用できるオリジナル問題集があり、添削指導で動名詞の使い方を細かくチェックしてもらえます。スタディサプリでは、関正生先生の文法講座で動名詞が体系的に解説されており、問題集と併用すると効果的です。
予備校・塾での動名詞学習
予備校や塾では、体系的なカリキュラムとプロ講師の指導で効率的に動名詞を学習できます。特に、自分だけでは理解が難しい部分や、間違えやすいポイントを的確に指摘してもらえることが大きなメリットです。
大手予備校では、河合塾、駿台予備校、代々木ゼミナールが有名です。河合塾では、竹岡広信先生や杉山俊一先生のような実力派講師の授業で、動名詞の本質的な理解が深まります。駿台予備校では、文法体系を重視したカリキュラムで、動名詞を含む文法事項を網羅的に学習します。代々木ゼミナールの西谷昇二先生や仲本浩喜先生の授業は、動名詞の細かいニュアンスまで丁寧に解説されると評判です。
東進ハイスクールでは、映像授業で何度も復習できるのが強みです。安河内哲也先生の「基礎から偏差値アップ総合英語」や、渡辺勝彦先生の「有名大突破!英語読解」では、動名詞を含む構文が実践的に扱われます。また、今井宏先生の「英文法完全マスター」では、動名詞の使い分けが論理的に説明されます。
個別指導塾では、生徒一人ひとりの理解度に合わせた指導が受けられます。東京個別指導学院、個別教室のトライ、TOMAS、個別指導Axisなどでは、苦手な動名詞の問題を集中的に演習できます。特に、動名詞と不定詞の使い分けで間違えやすい生徒には、個別指導で反復練習することが効果的です。
集団塾では、早稲田アカデミー、市進学院、臨海セミナー、栄光ゼミナールなどが人気です。これらの塾では、定期的な小テストで動名詞の知識定着を確認し、弱点を早期に発見できます。また、クラス内での競争意識が学習のモチベーション維持につながります。
最難関大学を目指す受験生には、鉄緑会や平岡塾のような特化型の塾がおすすめです。これらの塾では、東大・京大の過去問を使った演習が豊富で、動名詞を含む複雑な構文の読解力を徹底的に鍛えられます。
家庭学習での反復練習のコツ
予備校や塾での学習に加えて、家庭学習での反復練習が動名詞の定着には不可欠です。ただし、効果的な反復練習には正しい方法があります。闇雲に問題を解くのではなく、戦略的に学習することが重要です。
まず、動名詞の基本ルールを完全に理解することから始めます。どの動詞が動名詞のみを取るのか、どの動詞が不定詞のみを取るのか、そして意味が変わる動詞はどれかを、リストにして毎日確認します。河合塾の「英文法・語法 良問500」や駿台の「INSPIRE総合英語」を参考書として手元に置き、疑問点があればすぐに調べる習慣をつけましょう。
次に、例文の音読が非常に効果的です。動名詞を含む例文を声に出して読むことで、自然な語順が身につきます。Z会の「速読英単語 必修編」や「システム英単語」の例文を毎日10文ずつ音読することをおすすめします。音読は、目で見るだけの学習よりも記憶に残りやすく、リスニング力の向上にもつながります。
問題演習では、間違えた問題を必ず復習することが重要です。なぜ間違えたのかを分析し、同じミスを繰り返さないようにします。「Next Stage」や「Vintage」などの問題集では、間違えた問題にチェックをつけ、1週間後、2週間後、1ヶ月後と間隔を空けて復習します。このスパイラル学習法により、知識が長期記憶に定着します。
英作文の練習も欠かせません。日本語の文を英語に訳す際に、動名詞を使うべきか不定詞を使うべきかを意識します。「竹岡広信の英作文が面白いほど書ける本」の例題を毎日1題ずつ解くことで、実践力が身につきます。
スタディサプリやスタディサプリENGLISHなどのアプリを活用するのも効果的です。通学時間や隙間時間に、動名詞の問題を解くことで、効率的に学習時間を確保できます。また、これらのアプリには解説動画もついているため、理解が深まります。
家庭教師を利用している場合は、動名詞の苦手な部分を重点的に指導してもらいましょう。トライの家庭教師、学研の家庭教師、家庭教師のノーバスなどでは、生徒の弱点に特化したオーダーメイドの指導が受けられます。特に、動名詞と不定詞の使い分けや、意味上の主語の理解など、つまずきやすいポイントを集中的に学習できます。
最後に、定期的に模試を受けて、動名詞の理解度を客観的に測ることも大切です。河合塾の全統模試、駿台全国模試、東進の難関大本番レベル模試などで、自分の実力を確認し、弱点を発見します。模試の結果をもとに学習計画を修正することで、効率的に実力を伸ばすことができます。
動名詞は、一度理解すれば確実に得点源になる文法項目です。基礎からしっかり積み上げ、問題集や予備校・塾を効果的に活用し、家庭学習で反復練習を重ねることで、必ずマスターできます。受験までの限られた時間を有効に使い、動名詞を完全に自分のものにしていきましょう。
