四谷学院とは?独自の指導システムと特徴
四谷学院は、独自の「ダブル教育システム」を展開する予備校として、多くの受験生から支持を集めています。一般的な予備校とは異なり、集団授業と個別指導を組み合わせた独自のメソッドで、生徒一人ひとりの学力を最大限に引き出す工夫がなされています。創立以来、数多くの受験生を難関大学合格へと導いてきた実績があり、特に基礎学力の定着を重視した指導方針が特徴です。
四谷学院の基本情報と歴史
四谷学院は1974年に創立され、50年近い歴史を持つ総合予備校です。現在では全国主要都市に30校以上の校舎を展開しており、毎年約1万人以上の生徒が在籍しています。本部は東京都新宿区にあり、首都圏を中心に大阪、名古屋、福岡などの主要都市にも校舎を構えています。
創立当初から「誰でも才能を持っている」という理念のもと、生徒の可能性を最大限に引き出す教育を追求してきました。特に1980年代から導入された55段階個別指導システムは、四谷学院の代名詞となっています。このシステムは、学力を55段階に細分化し、一人ひとりの理解度に合わせて着実にステップアップできる仕組みです。
また、四谷学院は単なる大学受験予備校にとどまらず、高卒認定試験対策や通信制高校のサポート校としての機能も持っています。さまざまな事情を抱える生徒に対しても、柔軟に対応できる体制が整っているのが特徴です。近年では、オンライン授業やデジタル教材の活用にも力を入れており、時代のニーズに合わせた教育サービスを提供しています。
ダブル教育システムの仕組み
四谷学院最大の特徴であるダブル教育システムとは、「科目別能力別授業」と「55段階個別指導」を組み合わせた独自の学習システムです。この2つのアプローチを並行して進めることで、理解力と解答力の両方を同時に伸ばすことができます。
一般的な予備校では、集団授業のみ、または個別指導のみという形態が多いのですが、四谷学院では両方の長所を取り入れています。科目別能力別授業では、科目ごとに自分のレベルに合ったクラスで授業を受けられます。例えば、英語は上級クラス、数学は基礎クラスといった選択が可能です。これにより、得意科目はさらに伸ばし、苦手科目は基礎から丁寧に学べる環境が整っています。
一方、55段階個別指導では、専任の講師が生徒一人ひとりの理解度を確認しながら、きめ細かく指導します。テストに合格すると次の段階に進める仕組みで、自分のペースで着実に学力を積み上げることができます。この2つのシステムを毎日交互に受講することで、インプットとアウトプットのバランスが取れた学習が実現します。受験に必要な知識を効率よく身につけながら、実際の問題を解く力も同時に養えるのです。
55段階個別指導の特徴
55段階個別指導は、四谷学院が長年の教育経験から開発した、科学的根拠に基づく学習システムです。各科目の学習内容を55のステップに細分化し、基礎から応用まで段階的に習得できるように設計されています。
このシステムの最大の利点は、自分の理解度を客観的に把握できることです。各段階ごとにテストが用意されており、合格基準に達しなければ次に進めません。一見厳しく思えますが、これにより「わかったつもり」を防ぎ、確実な学力の定着を図ることができます。また、どの段階でつまずいているかが明確になるため、効率的な復習も可能です。
指導は完全個別形式で行われ、生徒一人に対して講師が横について丁寧に解説します。集団授業では質問しづらい内容も、気軽に尋ることができる環境です。特に英文法の基礎や数学の計算力、古文の文法事項など、受験の土台となる部分を徹底的に固められるのが強みです。実際に、偏差値40台から難関大学に合格した生徒の多くが、この55段階個別指導で基礎力を身につけたと評価しています。
クラス授業との組み合わせ効果
四谷学院のダブル教育システムが効果を発揮する理由は、クラス授業と個別指導の相乗効果にあります。それぞれ単独では得られない学習効果が、組み合わせることで生まれるのです。
クラス授業では、入試の傾向や解法のテクニック、思考プロセスなど、大学受験に必要な実践的な知識を学びます。プロの講師による質の高い授業は、受験のポイントを効率よく押さえることができます。また、同じ目標を持つ仲間と切磋琢磨する環境は、モチベーション維持にも効果的です。東京大学や京都大学、早稲田大学などの難関大学対策講座も充実しており、志望校別の対策も万全です。
一方、55段階個別指導では、授業で学んだ内容を実際に問題演習を通じて定着させます。理解したつもりでも、実際に解いてみると間違えてしまうことは多いものです。個別指導では、そうした弱点を一つひとつ潰していくことができます。また、授業でわからなかった部分を、個別指導で質問して解決することも可能です。
この2つのアプローチを毎日交互に受講することで、知識のインプットと問題演習のアウトプットが効率的に行われます。結果として、短期間で大きな学力向上が期待できるのです。
四谷学院の合格実績データを詳しく見る
四谷学院の教育システムの成果は、毎年発表される合格実績に表れています。ここでは、最新の合格実績データをもとに、四谷学院がどのような大学への合格者を輩出しているのか、具体的な数字とともに詳しく見ていきます。国公立大学から私立大学、医学部まで、幅広い合格実績があることがわかります。
2024年度の主要大学合格者数
2024年度の四谷学院の合格実績を見ると、東京大学に49名、京都大学に35名、早稲田大学に581名、慶應義塾大学に308名の合格者を輩出しています。これらの数字は、四谷学院が難関大学への確かな合格実績を持っていることを示しています。
特筆すべきは、旧帝国大学と呼ばれる最難関国立大学への合格者数です。東京大学、京都大学に加えて、大阪大学に78名、東北大学に63名、名古屋大学に52名、九州大学に71名、北海道大学に84名と、全国の旧帝大に合計で432名が合格しています。また、一橋大学に27名、東京工業大学に31名など、難関国立大学への合格も多数あります。
私立大学では、早慶に加えて、上智大学に189名、東京理科大学に267名、明治大学に512名、青山学院大学に301名、立教大学に289名、中央大学に398名、法政大学に423名と、いわゆるMARCHへの合格者も多数輩出しています。関西圏では、関西大学に234名、関西学院大学に201名、同志社大学に178名、立命館大学に312名と、関関同立への合格実績も充実しています。
国公立大学の合格実績
四谷学院の国公立大学への合格実績は、単に旧帝大だけでなく、地方の有力国立大学にも多数の合格者を送り出している点が特徴です。筑波大学に98名、横浜国立大学に87名、千葉大学に105名、埼玉大学に79名など、首都圏の国立大学への合格者数も安定しています。
地方国立大学では、金沢大学に56名、岡山大学に63名、広島大学に74名、熊本大学に48名など、各地域の拠点となる国立大学への合格者が多いのが特徴です。これは、全国に校舎を展開している四谷学院ならではの実績といえます。
また、教育学部や医療系学部への合格実績も充実しています。教員を目指す生徒向けには、東京学芸大学に42名、大阪教育大学に38名などの合格者がいます。看護・医療系では、東京医科歯科大学(医学部保健学科)に15名、千葉大学看護学部に23名など、専門職を目指す生徒のサポートも手厚く行われています。国公立大学の合格者総数は年間で約2,500名を超えており、多様な進路選択に対応できる指導力があることがわかります。
私立大学の合格実績
私立大学の合格実績において、四谷学院は特に早慶上理とMARCHでの強さが際立っています。先述のとおり、早稲田大学581名、慶應義塾大学308名という数字は、私立大学志望者にとって大きな魅力です。
早稲田大学の学部別合格者数を見ると、政治経済学部に67名、法学部に89名、商学部に76名、文学部に54名、教育学部に71名、理工学部に124名など、全学部にわたって合格者を輩出しています。慶應義塾大学でも、経済学部に78名、法学部に65名、商学部に54名、理工学部に61名と、主要学部での合格実績があります。
MARCHレベルでは、明治大学が最も多く512名、続いて法政大学423名、中央大学398名となっています。これらの大学は、文系学部でも理系学部でも人気が高く、就職実績も優れているため、多くの受験生が志望しています。四谷学院では、各大学の出題傾向に合わせた対策講座を用意しており、効率的な受験対策が可能です。
また、日東駒専レベルの大学でも、日本大学に689名、東洋大学に542名、駒澤大学に287名、専修大学に321名と、多数の合格者を出しています。さらに、成蹊大学、成城大学、明治学院大学などの中堅私立大学への合格者も充実しており、幅広いレベルの生徒に対応できる指導体制が整っていることがわかります。
医学部医学科の合格実績
近年、特に注目されているのが四谷学院の医学部合格実績です。2024年度は、国公立大学医学部医学科に126名、私立大学医学部医学科に214名、合計で340名が医学部医学科に合格しています。これは、医学部専門予備校と比較しても遜色ない実績です。
国公立大学医学部では、東京大学理科三類に2名、京都大学医学部医学科に3名、大阪大学医学部医学科に5名、東北大学医学部医学科に4名など、旧帝大の医学部にも合格者を輩出しています。また、千葉大学医学部に7名、筑波大学医学部に6名、横浜市立大学医学部に4名など、首都圏の国公立医学部への合格も多数あります。
私立大学医学部では、慶應義塾大学医学部に8名、東京慈恵会医科大学に12名、日本医科大学に15名、順天堂大学医学部に18名など、難関私立医学部への合格実績が充実しています。また、昭和大学医学部に23名、東京医科大学に19名、東邦大学医学部に21名など、首都圏の私立医学部に幅広く合格者を送り出しています。
四谷学院では、医学部志望者向けに専用のカリキュラムと面接・小論文対策を用意しています。特に、55段階個別指導では、医学部入試に必要な高度な記述力や思考力を養成するプログラムがあり、多くの医学部合格者がこのシステムを活用しています。
難関大学への合格実績が高い理由
四谷学院が毎年多くの難関大学合格者を輩出できる理由は、単に優秀な生徒が集まっているからではありません。独自の教育システムと、生徒一人ひとりに寄り添った指導体制が、確かな合格実績を支えています。ここでは、四谷学院が高い合格実績を維持できる秘訣について、具体的に解説していきます。
科学的な学習メソッドの効果
四谷学院の指導は、教育心理学や認知科学の研究成果に基づいて設計されています。ダブル教育システムは、学習の定着率を最大化するために考案されたメソッドであり、科学的根拠に裏付けられた効果的な学習法です。
人間の記憶は、繰り返し学習と実践演習によって定着します。クラス授業で新しい知識を学び、その日のうちに55段階個別指導で問題演習を行うことで、記憶の定着率が飛躍的に向上します。これは「エビングハウスの忘却曲線」理論に基づいた学習設計で、学んだ内容を24時間以内に復習することで、記憶の保持率が大幅に高まることが知られています。
また、55段階個別指導のスモールステップ方式も、学習心理学に基づいた手法です。大きな目標を小さな段階に分割し、一つひとつクリアしていくことで、達成感を味わいながら学習を継続できます。これにより、学習意欲の維持と自己効力感の向上が図られ、長期的な学力向上につながります。実際に、入学時は偏差値40台だった生徒が、1年間で偏差値を20以上伸ばして難関大学に合格するケースも珍しくありません。
生徒一人ひとりに合わせた指導
四谷学院のもう一つの強みは、個別最適化された指導です。同じ大学を目指す生徒でも、得意科目や苦手科目、学習スタイルは異なります。四谷学院では、入学時の学力診断テストをもとに、生徒一人ひとりに最適なカリキュラムを作成します。
科目別能力別授業では、例えば英語は上級クラス、数学は基礎クラスといった選択が可能です。これにより、得意科目はさらに伸ばし、苦手科目は基礎から丁寧に学べます。一般的な予備校では、総合的な学力でクラス分けされることが多いため、得意科目では物足りなく、苦手科目ではついていけないという問題が起こりがちです。四谷学院のシステムは、そうした問題を解決しています。
また、55段階個別指導では、生徒の理解度を講師が常に把握しながら指導します。つまずいているポイントがあれば、そこを重点的に指導し、理解できるまで丁寧に説明します。質問しやすい環境が整っているため、わからないことをそのままにせず、確実に解決できます。さらに、定期的に担任との個別面談も実施され、学習の進捗状況や志望校選択について相談できる体制も整っています。
合格までのサポート体制
四谷学院では、学習指導だけでなく、メンタル面のサポートや進路指導も充実しています。受験は学力だけでなく、モチベーション管理や体調管理も重要です。四谷学院では、これらの側面もしっかりとサポートしています。
各校舎には担任制度があり、生徒一人ひとりに担任がつきます。担任は定期的に面談を行い、学習の進捗状況や悩みを聞き取ります。成績が伸び悩んでいる場合は、学習方法の見直しを提案したり、志望校の再検討を一緒に考えたりします。特に浪人生にとって、精神的な支えとなる存在は非常に重要です。
また、保護者向けの説明会や個別相談も定期的に実施されています。受験情報の提供や、家庭でのサポート方法についてのアドバイスなど、保護者も含めたトータルサポートが行われています。さらに、志望校別の対策講座や入試直前講習も充実しており、入試本番に向けた万全の準備ができます。模擬試験も定期的に実施され、自分の実力を客観的に把握しながら学習を進められる環境が整っています。
実際の合格者の声
四谷学院の教育システムの効果は、実際の合格者の声からも明らかです。多くの卒業生が、四谷学院の指導方法を高く評価しています。
東京大学文科一類に合格した生徒は、「55段階個別指導で基礎を徹底的に固められたことが合格の決め手でした。特に英文法と古文文法は、自分では理解しているつもりでも、個別指導で確認してもらうと抜けている部分が見つかりました」と語っています。また、京都大学理学部に合格した生徒は、「科目別にクラスを選べるのが良かったです。得意な数学は発展クラスで高度な問題に取り組み、苦手な化学は基礎クラスで丁寧に学べました」とコメントしています。
早稲田大学政治経済学部に合格した生徒は、「浪人して四谷学院に入りましたが、担任の先生のサポートが心の支えになりました。成績が伸び悩んだ時期も、励ましてくれたおかげで諦めずに頑張れました」と振り返っています。また、慶應義塾大学医学部に合格した生徒は、「医学部を目指すなら、記述力と論理的思考力が不可欠です。55段階個別指導では、答案の書き方まで細かく指導してもらえたので、本番でも自信を持って解答できました」と述べています。
これらの声から、四谷学院のシステムが実際に生徒の学力向上と合格に貢献していることがわかります。
四谷学院の口コミについては、以下の記事をご参照ください。
四谷学院の口コミ完全ガイド – 現役生と卒業生の生の声から分かる合格への道
他の予備校と比較した四谷学院の強み
予備校選びで迷っている方にとって、他の予備校と比較してどのような違いがあるのかは重要なポイントです。四谷学院には、大手予備校や少人数制予備校とは異なる独自の強みがあります。ここでは、他の予備校との違いを具体的に比較しながら、四谷学院の特徴を明らかにしていきます。
大手予備校との合格実績比較
大手予備校と四谷学院の合格実績を比較すると、それぞれに特徴があることがわかります。河合塾や駿台予備学校などの大手予備校は、在籍生徒数が多いため、合格者の絶対数では四谷学院を上回ります。例えば、東京大学合格者数では、河合塾が約1,200名、駿台が約1,000名を誇るのに対し、四谷学院は49名です。
しかし、重要なのは合格者数そのものではなく、合格率や伸び率です。四谷学院の在籍生徒数は大手予備校の約10分の1程度であることを考えると、在籍生徒に対する合格率は決して低くありません。特に、入学時の偏差値が低かった生徒の伸び率では、四谷学院が優れているという評価もあります。
また、四谷学院の合格実績の特徴として、中堅レベルからの難関大学合格が多い点が挙げられます。偏差値50前後から東京大学や早慶に合格するケースが毎年報告されており、これは55段階個別指導による基礎力強化の成果といえます。大手予備校では、もともと学力の高い生徒が多く在籍しているため、合格者数は多くても、大幅な学力向上を実現するのは難しい場合もあります。四谷学院は、学力を大きく伸ばしたい生徒に特に適した予備校といえるでしょう。
少人数制予備校との違い
個別指導塾や少人数制予備校と比較すると、四谷学院は集団授業と個別指導の良いところを組み合わせている点が大きな違いです。完全個別指導の塾では、講師との1対1の指導が受けられますが、授業料が高額になりやすく、また切磋琢磨する環境が少ないという課題があります。
一方、少人数制予備校では、10名前後の小規模クラスで授業が行われます。質問しやすい環境ではありますが、カリキュラムが限定的で、自分のレベルに合った授業を選ぶのが難しいことがあります。また、個別の弱点に対するきめ細かな指導は、どうしても不足しがちです。
四谷学院のダブル教育システムは、集団授業の効率性と個別指導のきめ細かさを両立させています。クラス授業では、プロ講師による質の高い授業を受けられ、同じ目標を持つ仲間と切磋琢磨できます。そして、55段階個別指導では、一人ひとりの弱点を徹底的に補強できます。この組み合わせにより、効率と効果を両立した学習が可能になります。また、授業料も完全個別指導の塾と比較すると、比較的リーズナブルな設定になっています。
四谷学院ならではの独自性
四谷学院の最大の独自性は、やはり55段階個別指導システムです。このシステムは他の予備校には存在せず、四谷学院だけが提供している学習方法です。学力を55段階に細分化し、一つひとつクリアしていくというアプローチは、着実に学力を積み上げたい生徒に最適です。
また、科目別能力別授業も四谷学院の特徴です。多くの予備校では、総合的な学力でクラス分けされますが、四谷学院では科目ごとに自分のレベルに合ったクラスを選べます。これにより、得意科目と苦手科目のバランスを取りながら、効率的に学習を進められます。
さらに、担任制度や保護者サポートも充実しています。大手予備校では、生徒数が多いため、一人ひとりへのきめ細かなフォローが難しいことがあります。四谷学院では、担任が定期的に面談を行い、学習の進捗状況や悩みに対応します。また、保護者向けの説明会や相談会も頻繁に開催され、家庭と予備校が連携して受験をサポートする体制が整っています。受験は生徒だけでなく、家族全体で取り組むものという考え方が、四谷学院の指導方針に反映されています。
コストパフォーマンスの検証
予備校を選ぶ際、費用も重要な検討事項です。四谷学院の年間授業料は、コースや科目数によって異なりますが、現役生で約50万円から80万円、浪人生で約80万円から120万円程度が目安です。これは、大手予備校とほぼ同水準の価格設定です。
しかし、四谷学院の授業料にはクラス授業と55段階個別指導の両方が含まれています。個別指導を別途受講すると考えれば、実質的なコストパフォーマンスは非常に高いといえます。完全個別指導の塾では、年間で150万円以上かかることも珍しくありませんが、四谷学院ではその半額程度で、集団授業と個別指導の両方を受けられます。
また、講習費用や教材費も比較的リーズナブルです。大手予備校では、夏期講習や冬期講習で別途数十万円の費用がかかることもありますが、四谷学院では通常授業に組み込まれている部分も多く、追加費用が抑えられます。さらに、特待生制度や兄弟姉妹割引なども用意されており、条件に該当すれば授業料の減免を受けることも可能です。
費用対効果を考えると、確実に学力を伸ばして志望校に合格したい生徒にとって、四谷学院は十分に検討に値する選択肢といえるでしょう。
四谷学院が向いている受験生のタイプ
どんなに優れた予備校でも、すべての生徒に合うとは限りません。四谷学院には独自の指導システムがあり、それが効果的に機能するタイプの生徒がいます。ここでは、四谷学院の指導が特に向いている受験生のタイプを具体的に解説します。自分の学習スタイルや性格と照らし合わせて、四谷学院が自分に合っているか判断する参考にしてください。
基礎から着実に学びたい生徒
四谷学院が最も適しているのは、基礎学力をしっかり固めたいと考えている生徒です。特に、中学レベルの内容に不安がある、偏差値が40台から50台前半の生徒には、55段階個別指導が大きな効果を発揮します。
多くの予備校では、ある程度の基礎学力があることを前提に授業が進められます。そのため、基礎が抜けている生徒は、授業についていくのが難しく、結果として学力が伸びにくいという問題があります。しかし、四谷学院の55段階個別指導では、中学レベルの内容から段階的に学び直すことができます。例えば、英語であればbe動詞や一般動詞の使い分けから、数学であれば分数の計算や方程式の基本から復習できます。
また、「わかったつもり」を防ぐ仕組みも効果的です。各段階のテストに合格しなければ次に進めないため、確実に理解しながら学習を進められます。これにより、穴のない学力を構築できるのです。実際に、入学時は偏差値40台だった生徒が、1年間で偏差値を20以上伸ばして、MARCHや関関同立レベルの大学に合格した例は数多くあります。基礎からやり直したいと考えている生徒には、四谷学院は最適な環境といえます。
自分のペースで学習したい生徒
四谷学院は、自分のペースで学習を進めたい生徒にも向いています。科目別能力別授業と55段階個別指導の組み合わせにより、得意科目は先に進み、苦手科目はじっくり取り組むことができます。
一般的な予備校では、クラス全体で同じペースで授業が進むため、得意な科目では物足りなく感じたり、苦手な科目ではついていけなかったりすることがあります。しかし、四谷学院では科目ごとに最適なレベルのクラスを選べるため、そうした問題が起こりません。例えば、英語が得意で数学が苦手な生徒であれば、英語は上級クラスで発展的な内容を学び、数学は基礎クラスで丁寧に学ぶといった選択が可能です。
また、55段階個別指導では、自分の理解度に応じて進度が調整されます。理解が早い生徒は速く進められますし、時間がかかる生徒はじっくり取り組めます。講師が一人ひとりの進捗を管理しているため、無理なく、しかし確実に学力を伸ばせます。特に、マイペースで学習したいと考えている生徒や、集団授業のプレッシャーが苦手な生徒には、このシステムが合っているでしょう。
苦手科目を克服したい生徒
特定の科目に苦手意識がある生徒にとって、四谷学院の55段階個別指導は強力な武器になります。苦手科目の克服には、どこでつまずいているのかを正確に把握し、その部分を集中的に学習することが重要です。
55段階個別指導では、55段階のどの段階でつまずいているかが明確になります。例えば、数学が苦手な生徒の場合、多くは中学レベルの計算や方程式の理解が不十分なことが原因です。四谷学院では、そうした基礎部分から丁寧に指導し直すことで、苦手意識を根本から解消します。また、古文が苦手な生徒には、助動詞や敬語などの文法事項を段階的に学習させ、確実に読解力を養成します。
さらに、個別指導では質問しやすい環境が整っています。集団授業では、周りの目が気になって質問できないという生徒も多いですが、1対1の個別指導であれば、遠慮なく質問できます。講師も生徒のつまずきを見逃さず、その場で解決するため、疑問を残さずに学習を進められます。苦手科目を克服して総合的な学力を高めたい生徒には、四谷学院のシステムが大いに役立つでしょう。
現役生と浪人生それぞれのメリット
四谷学院は、現役生と浪人生の両方に対応したコースを用意しており、それぞれに適した学習環境を提供しています。
現役生にとってのメリットは、部活動や学校行事との両立がしやすい点です。四谷学院では、平日の夕方以降や土日に授業が設定されており、学校生活を犠牲にすることなく受験勉強ができます。また、科目別能力別授業により、学校の授業進度に関係なく、自分のレベルに合った学習ができます。特に、高校1年生や2年生から通い始めれば、早期に基礎を固めて、高校3年生では応用問題に集中できます。実際に、高校1年生から四谷学院に通い、東京大学や京都大学に現役合格した生徒も多数います。
浪人生にとってのメリットは、1年間で確実に学力を伸ばせる環境が整っている点です。浪人生活では、モチベーション管理が最大の課題になりますが、四谷学院では担任制度により、精神的なサポートも受けられます。また、ダブル教育システムにより、効率的に学習を進められるため、1年間で大幅な学力向上が期待できます。実際に、偏差値40台から早慶レベル、偏差値50台から東大・京大レベルに合格した浪人生の事例は数多くあります。浪人を決意した生徒にとって、四谷学院は確実にリベンジを果たせる環境といえるでしょう。
四谷学院入学から合格までの流れ
四谷学院への入学を検討している方にとって、実際にどのような流れで学習が進むのか、入学から合格までのプロセスを知ることは重要です。ここでは、四谷学院に入学してから志望校合格を勝ち取るまでの具体的な流れを、段階ごとに詳しく解説していきます。これを読めば、四谷学院での学習イメージが明確になるはずです。
入学相談と学力診断テスト
四谷学院への入学を考えたら、まずは入学相談に申し込むことから始まります。各校舎で個別相談が実施されており、予約制で対応してもらえます。相談では、現在の学力状況、志望校、学習の悩みなどをヒアリングし、四谷学院のシステムが自分に合っているか確認できます。
入学相談の際には、学力診断テストを受けることが推奨されます。このテストは、英語・数学・国語の基礎学力を測定するもので、所要時間は約2時間です。診断テストの結果をもとに、どの段階から55段階個別指導を始めるべきか、どのレベルのクラス授業が適しているかが判定されます。
診断テストは入学の合否を決めるものではなく、あくまで最適なカリキュラムを提案するためのものです。現在の学力が低くても、入学を断られることはありません。むしろ、基礎学力に不安がある生徒こそ、四谷学院のシステムが効果を発揮します。テスト結果は当日または後日、担当者から詳しく説明され、具体的な学習プランが提示されます。この段階で、年間の授業料や必要な教材費についても説明を受けられるため、費用面での不安も解消できます。
カリキュラムの作成プロセス
入学が決まったら、学力診断テストの結果をもとに、個別のカリキュラムが作成されます。このカリキュラムは、生徒の現在の学力、志望校、受験までの期間を総合的に考慮して設計されます。
まず、クラス授業の選択を行います。科目別能力別授業では、科目ごとに自分のレベルに合ったクラスを選びます。例えば、英語は「上級クラス」、数学は「標準クラス」、国語は「基礎クラス」といった組み合わせが可能です。クラスは定期的に実施されるレベル判定テストの結果に応じて変更できるため、学力の伸びに合わせて最適なクラスで学習を続けられます。
次に、55段階個別指導のスタート地点が決定されます。診断テストの結果から、各科目で何段階目から始めるべきかが判定されます。基礎に不安がある科目は初期段階から、ある程度学力がある科目は中盤以降から始めることができます。この柔軟性により、効率的に学習を進められます。
また、受講科目の選択も重要です。国公立大学志望者は5教科7科目、私立大学志望者は3科目を中心に受講するのが一般的ですが、特に苦手な科目だけを集中的に受講することも可能です。担任と相談しながら、自分に最適な受講プランを決定します。
年間を通じた学習スケジュール
四谷学院での1年間の学習は、段階的なカリキュラムに沿って進められます。時期ごとに目標が設定されており、計画的に学力を伸ばしていく仕組みが整っています。
4月から7月は、基礎固めの時期です。この期間は、55段階個別指導で基礎学力を徹底的に強化しながら、クラス授業で受験に必要な知識を幅広く学びます。特に、英文法や数学の計算力、古文文法など、土台となる部分を確実に身につけることが重要です。この時期にしっかり基礎を固めておくことが、後半の伸びにつながります。
8月の夏期講習では、前期の復習と弱点補強を行います。四谷学院の夏期講習は、通常授業の延長として組み込まれており、追加費用が比較的抑えられています。この期間に、前期で理解が不十分だった部分を徹底的に復習し、後期に向けた準備をします。
9月から12月は、応用力養成の時期です。基礎が固まったら、入試レベルの問題演習に取り組みます。55段階個別指導も後半の段階に入り、より実践的な問題に挑戦します。また、志望校別対策講座も本格的に始まり、各大学の出題傾向に合わせた対策を行います。
1月から入試本番は、最終調整の時期です。過去問演習や予想問題を中心に、実戦力を高めます。また、入試直前講習では、頻出分野の総まとめや解答テクニックの確認を行います。この時期は、体調管理やメンタルケアも重要になるため、担任との面談も頻繁に行われます。
保護者へのサポート体制
四谷学院では、生徒だけでなく保護者へのサポートも充実しています。受験は家族全体で取り組むものという考えのもと、保護者向けのサービスも充実しています。
まず、保護者説明会が定期的に開催されます。入学時の説明会では、四谷学院の指導システムや年間スケジュール、費用について詳しく説明されます。また、受験情報説明会では、最新の入試動向や志望校選択のポイント、家庭でのサポート方法などが共有されます。これらの説明会に参加することで、保護者も受験に関する正確な知識を得られます。
また、個別面談も随時実施されています。生徒の学習状況や成績の推移、志望校選択について、担任から直接報告を受けられます。特に、成績が伸び悩んでいる時期や、志望校を変更する可能性がある時期には、保護者との連携が重要になります。四谷学院では、保護者の不安や疑問にも丁寧に対応し、家庭と予備校が一体となって生徒をサポートする体制を整えています。
さらに、Web上での成績確認システムも提供されています。保護者は専用のIDとパスワードで、生徒の出席状況や模擬試験の成績、55段階個別指導の進捗状況などをいつでも確認できます。これにより、生徒の学習状況を把握しやすくなり、適切なサポートができます。受験は生徒一人で戦うものではなく、家族全体で支えるものです。四谷学院は、そうした家族の絆を大切にしながら、合格を目指すサポート体制を構築しています。
