センター試験から共通テストへ移行して何が変化した?現役教育アドバイザーが詳しく説明

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センター試験と共通テストの基本的な違い

2021年度入試から、長年実施されてきたセンター試験が終了し、新たに大学入学共通テストがスタートしました。この移行は、単なる名称変更ではなく、出題内容や評価方法において大きな変革を伴うものです。

センター試験とは?廃止された理由から共通テストとの違いまで完全解説

お子さんが受験を控えている保護者の方にとって、この変化は不安材料かもしれません。しかし、具体的な違いを理解することで、適切な受験対策を立てることができます。ここでは、基本的な制度の違いから詳しく見ていきましょう。

試験制度が変わった背景と経緯

共通テストへの移行は、文部科学省が進める高大接続改革の一環として実現しました。この改革の背景には、これからの社会で求められる能力が大きく変化しているという認識があります。

センター試験は1990年から実施され、30年以上にわたって日本の大学入試の中心的な役割を果たしてきました。その間、知識の量を測る試験として機能してきましたが、急速に変化する社会においては、単に知識を持っているだけでは不十分だという課題が指摘されるようになりました。

特に、AI技術の発展やグローバル化の進展により、思考力・判断力・表現力といった能力の重要性が高まっています。こうした時代の要請を受けて、知識だけでなく、その知識をどう活用できるかを評価する試験への転換が図られました。

文部科学省は2014年に「高大接続改革実行プラン」を発表し、約7年の準備期間を経て共通テストの実施に至りました。この間、試行調査(プレテスト)が2017年と2018年に実施され、問題形式や難易度の検証が行われました。受験生や高校からのフィードバックを踏まえながら、より良い試験制度の構築が進められてきたのです。

実施時期と試験形式の変更点

実施時期については、センター試験も共通テストも1月中旬の土曜日・日曜日に実施される点は変わりません。2024年度(令和6年度)の共通テストは1月13日・14日に実施され、例年この時期に行われています。

試験日程は2日間で、初日に地理歴史・公民、国語、外国語、2日目に理科、数学という順序も従来通りです。ただし、試験時間に関してはいくつかの科目で変更があります。

最も大きな変更は英語のリスニング試験です。センター試験では30分だったリスニング時間が、共通テストでは60分に延長されました。これに伴い、配点もリーディング100点・リスニング100点の同配点となり、リスニング能力の重要性が大幅に高まっています。

また、問題冊子の形式も変わりました。センター試験では問題と選択肢が比較的シンプルに配置されていましたが、共通テストでは資料やグラフ、会話文などが豊富に盛り込まれた問題冊子となっています。そのため、ページ数が増え、情報を読み取る時間も必要になりました。試験時間は変わらなくても、実質的な時間的余裕は減少していると言えます。

受験料や出願方法の違い

受験料については、3教科以上受験する場合は18,000円、2教科以下の場合は12,000円となっており、センター試験時代から変更はありません。検定料の支払い方法も、コンビニエンスストア、クレジットカード、Pay-easy対応のATMなど、複数の選択肢が用意されています。

出願方法も基本的には変わらず、在学している高校を通じた出願が一般的です。現役生の場合、高校で一括して出願手続きを行うことが多く、必要書類の準備や提出期限の管理を学校がサポートしてくれます。浪人生や高卒認定試験合格者の場合は、個人で直接出願する必要があります。

出願期間は例年9月下旬から10月上旬に設定されており、この点もセンター試験時代と同様です。ただし、共通テストでは成績開示の方法が改善されており、従来よりも詳細な情報が提供されるようになりました。得点だけでなく、各問題の正答率なども確認できるため、今後の学習に活かしやすくなっています。

また、障害のある受験生への配慮措置も拡充されており、事前に申請することで、試験時間の延長や別室受験、拡大文字問題冊子の使用など、さまざまなサポートを受けることができます。

出題内容と問題形式の主な変更点

共通テストへの移行で最も大きく変わったのが、出題内容と問題形式です。センター試験が主に知識の定着度を測る試験だったのに対し、共通テストは思考力や判断力を重視した試験設計になっています。

この変化は、受験生にとって対策の方向性が大きく変わることを意味します。暗記中心の学習から、理解と応用を重視した学習への転換が求められているのです。保護者の方も、お子さんの学習方法が適切かどうか、この視点から確認することが大切です。

思考力・判断力重視への転換

共通テストの最大の特徴は、単純な知識の暗記では解けない問題が増えたことです。センター試験では、用語や年号、公式を正確に覚えていれば正解できる問題が多く出題されていました。一方、共通テストでは、知識を前提としながらも、それをどう活用して問題を解決するかが問われます。

例えば、数学では公式を単に適用するだけでなく、問題文の状況を数式化する力や、複数の解法を比較検討する力が求められます。実際の共通テストでは、「太郎さんと花子さんの会話」という形式で、異なるアプローチで問題を考える場面が設定され、それぞれの考え方の妥当性を判断させる問題が出題されています。

国語でも大きな変化があります。従来の評論文や小説の読解に加えて、複数の文章や資料を関連付けて読み解く力が試されます。例えば、2021年の国語では、駐車場の契約に関する規約と会話文を組み合わせた実用的な問題が出題され、話題になりました。これは、実生活で必要となる読解力を測ろうとする共通テストの姿勢を象徴しています。

理科や社会でも、実験結果やデータを分析して結論を導き出す問題、グラフや表から情報を読み取って判断する問題が増えています。単に「この現象の名称は何か」ではなく、「このデータからどのようなことが読み取れるか」「この仮説を検証するにはどのような実験を行えばよいか」といった、科学的思考力を問う出題が特徴的です。

複数資料を読み解く問題の増加

共通テストでは、複数の資料を組み合わせて情報を統合する力が重視されています。これは、現代社会で求められる情報リテラシーを反映したものです。インターネットやSNSが普及した現代では、さまざまな情報源から得た情報を批判的に読み解き、統合する能力が不可欠だからです。

具体的には、文章、グラフ、表、図、会話文などが一つの問題の中に複数盛り込まれ、それらを関連付けて考えることが求められます。例えば、地理では地図とグラフと統計データを組み合わせて地域の特徴を分析する問題、歴史では複数の史料を比較して歴史的事象を多角的に理解する問題が出題されています。

英語のリーディングでも、一つの長文を読むだけでなく、複数の短い文章を読み比べる問題が登場しました。例えば、あるトピックについての異なる立場の意見文を読み比べて、共通点や相違点を見つける問題などです。これは、グローバル社会で多様な意見を理解し、自分の考えを形成する力を測ろうとしています。

このような問題形式の変化により、試験時間内に処理すべき情報量が大幅に増加しました。センター試験に比べて問題冊子のページ数が増え、速読力と情報処理能力がより重要になっています。河合塾や駿台予備学校などの大手予備校では、この変化に対応した速読トレーニングや情報整理の技術を教える講座を設けています。

実生活に即した出題傾向

共通テストのもう一つの大きな特徴は、実生活の場面を想定した問題が多く出題されることです。これは、学んだ知識が実際の生活や社会でどのように役立つのかを意識させ、学習の意義を実感させることを目的としています。

例えば、数学では架空の商品の販売戦略を考える問題、最適な交通ルートを選択する問題など、日常生活やビジネスの場面が設定されています。2022年の数学IAでは、SDGsに関連した太陽光発電のデータを分析する問題が出題され、社会的な話題と結びつけた出題が注目されました。

理科でも、身近な現象を科学的に説明する問題が増えています。物理では遊園地のアトラクションの仕組み、化学では日用品の成分や調理の科学、生物では健康や医療に関する問題など、生活に密着したテーマが取り上げられます。これにより、理科が暗記科目ではなく、身の回りの世界を理解するための学問であることを実感できる設計になっています。

社会科でも、選挙制度や税制、地域の課題など、市民として知っておくべき社会の仕組みに関する出題が増えています。公民では架空の市議会での議論を題材にした問題、地理では実在する地域の地域振興策を考える問題などが出題されています。

英語では、留学案内、ウェブサイトの情報、電子メールのやり取りなど、実際に英語を使う場面を想定した問題が中心です。TOEICなどの実用英語試験に近い形式とも言え、実践的なコミュニケーション能力を測ろうとする意図が明確です。

科目別の具体的な違い

ここからは、各科目における具体的な変更点を詳しく見ていきます。科目によって変化の度合いは異なりますが、全体的に思考力を問う出題へとシフトしていることが共通しています。

お子さんが受験する科目の変更点を正確に理解することで、適切な学習計画を立てることができます。また、塾や予備校を選ぶ際にも、共通テスト対策に強いかどうかを判断する材料になります。

英語の変更点とリスニング配点の変化

英語は共通テストで最も大きく変わった科目の一つです。最大の変更点は、リーディングとリスニングが同じ100点ずつの配点になったことです。センター試験ではリーディング200点、リスニング50点だったので、リスニングの重要性が4倍になったと言えます。

リーディングでは、発音・アクセント問題と文法・語法の単独問題が完全に廃止されました。センター試験では大問1で発音・アクセント、大問2で文法問題が出題されていましたが、共通テストではすべて読解問題になっています。ただし、文法や語彙の知識が不要になったわけではなく、文章を正確に読み解くために必要な力として間接的に問われています。

問題形式も大きく変化し、多様なテキストタイプが出題されるようになりました。ウェブサイト、ブログ、電子メール、記事、レビュー、ポスターなど、実際に英語圏で目にする様々な文章が題材になっています。また、複数の文章を読み比べて情報を統合する問題も出題されます。

リスニングでは、試験時間が60分に延長され、問題数も大幅に増加しました。センター試験では音声が2回流れる問題が中心でしたが、共通テストでは1回しか流れない問題が半分を占めます。これは、実際の会話では聞き返せない場面も多いという実用性を反映しています。

また、リスニングでもグラフや図表、イラストなどの視覚情報と音声情報を統合して理解する問題が出題されます。例えば、会話を聞きながら地図上の位置を特定する問題や、商品の比較表を見ながら最適な選択をする問題などです。

英語対策としては、東進ハイスクールの「共通テスト対策英語」や、河合塾の「共通テストトライアル」などの講座が効果的です。また、スタディサプリなどのオンライン学習サービスでも、共通テスト形式のリスニング練習が充実しています。

数学・国語の新しい出題形式

数学では、会話文形式の問題が大きな特徴です。「太郎さんと花子さんが問題について話し合っている」という設定で、異なる解法やアプローチを比較検討させる問題が出題されます。これにより、公式を当てはめるだけでなく、なぜその解法を選ぶのか、他にどのような方法があるのかを考える力が問われます。

数学IAでは、データの分析の単元からの出題が増えています。箱ひげ図、散布図、相関係数などを用いて、データの特徴を読み取り、適切な結論を導く問題です。2022年には、架空の店舗の売上データを分析する問題が出題され、実用的な統計リテラシーを測る意図が明確になりました。

数学IIBでは、三角関数や対数関数の単元で、実社会の事象をモデル化する問題が出題されています。例えば、気温の変化を三角関数で表現する問題や、人口増加を指数関数で予測する問題などです。駿台予備学校の「共通テスト数学」講座では、こうしたモデル化の考え方を体系的に学べます。

国語では、実用的な文章が新たに出題されるようになりました。2021年には駐車場の契約に関する規約と会話文を組み合わせた問題が出題され、大きな話題になりました。2022年には生徒会規約を題材にした問題が出題されるなど、日常生活や学校生活で実際に目にする文章を正確に読み解く力が求められています。

また、評論文では複数の文章を比較する問題が出題されます。異なる筆者の意見を読み比べて、共通点や相違点を見つける問題、一つのテーマについて異なる時代の文章を比較する問題などです。これにより、多角的な視点から物事を考える力が測られます。

古文・漢文でも、単なる現代語訳だけでなく、文章の内容を理解した上での思考力が問われます。登場人物の心情や行動の理由を推測する問題、文章の主題を把握する問題などが出題されています。代々木ゼミナールの「共通テスト国語」では、こうした読解力を養成する指導が行われています。

理科・地歴公民の変更ポイント

理科では、実験やデータを分析する問題が大幅に増加しました。物理では実験結果のグラフを読み取って物理法則を確認する問題、化学では実験手順を考えたり、実験結果から結論を導いたりする問題が出題されます。暗記した知識を答えるのではなく、科学的な思考プロセスを踏んで解答することが求められます。

生物では、探究活動をテーマにした問題が特徴的です。仮説を立て、それを検証するための実験を設計し、結果を解釈するという科学的探究の一連の流れが問題化されています。2022年の生物では、光合成に関する実験を題材に、実験条件を変えた場合の結果を予測する問題が出題されました。

地学では、気象データや地質データの読み取り問題が中心です。天気図から気象現象を予測する問題、地層の観察結果から地質年代を推定する問題など、データに基づいた科学的判断が求められます。

地理では、地図とグラフと統計データを組み合わせた問題が多く出題されます。複数の地域を比較して共通点や相違点を見つける問題、地域の課題と解決策を考える問題などです。単に国名や地名を暗記するのではなく、地域の特性を理解し、地理的な見方・考え方を働かせることが重要です。

歴史では、複数の史料を読み比べる問題が増えています。同じ歴史的事象について異なる立場の史料を比較したり、時代の異なる史料を読み比べて歴史の変化を理解したりする問題です。年号の暗記よりも、歴史の流れや因果関係を理解することが重視されています。

公民では、現代社会の課題を考える問題が出題されます。少子高齢化、環境問題、国際関係など、時事的なテーマを題材に、制度や政策を理解し、自分なりに考える力が問われます。2022年の政治経済では、SDGsに関連した問題が出題され、社会科が単なる暗記科目ではなく、現代社会を生きるための教養であることが示されました。

理科・社会の対策には、河合塾の「共通テスト総合問題演習」や、東進ハイスクールの「共通テスト対策講座」などが有効です。また、Z会の通信教育では、共通テスト形式の演習問題が豊富に用意されています。

共通テスト対策で押さえるべきポイント

共通テストの特徴を理解したら、次は具体的な対策方法を考える必要があります。センター試験時代の対策法がそのまま通用する部分もあれば、新たなアプローチが必要な部分もあります。

ここでは、実際の受験対策において保護者の方がお子さんと一緒に考えるべきポイントを、具体的な学習方法や教材選びの観点からご紹介します。

共通テスト過去問の効果的な活用法|合格への最短ルートを徹底解説

センター試験の過去問は使えるのか

よく質問されるのが、「センター試験の過去問は共通テスト対策に使えるのか」という点です。結論から言えば、科目や単元によって使える度合いが異なります

比較的使いやすいのは、基礎的な知識や計算力を問う部分です。数学の計算問題、理科の基本的な原理原則を確認する問題、英語の文法・語法の知識などは、センター試験の過去問でも十分に対応できます。特に、まだ基礎力が十分でない時期には、センター試験の過去問を使って基礎を固めることは有効な学習方法です。

ただし、出題形式が大きく変わった部分については注意が必要です。英語の発音・アクセント問題や文法単独問題は共通テストでは出題されないので、対策の優先順位は下げるべきです。国語の実用的文章も、センター試験にはない形式なので、過去問では対応できません。

実際の学習プランとしては、以下のような段階的なアプローチがおすすめです。

学習時期使用教材学習の目的
高2までセンター試験過去問基礎力の定着確認
高3前半共通テスト試行調査出題形式の理解
高3後半共通テスト過去問・予想問題実戦力の養成

この表が示すように、学習段階に応じて適切な教材を選ぶことが重要です。基礎固めの段階ではセンター試験の過去問も有効ですが、最終的には共通テスト形式の問題に慣れることが不可欠です。

駿台予備学校や河合塾では、センター試験の過去問を共通テスト対策用に改訂した問題集を出版しています。これらは、センター試験の良問を共通テスト形式にアレンジしたもので、効率的な学習に役立ちます。

効果的な学習方法と参考書選び

共通テスト対策では、知識のインプットと思考力のトレーニングを両立させることが重要です。従来のような暗記中心の学習だけでは不十分ですが、かといって知識がなければ問題を解くこともできません。両者のバランスを取りながら学習を進める必要があります。

まず、各科目の基礎知識については、教科書レベルの内容をしっかりと理解することが第一です。共通テストは難関大学の二次試験のような高度な知識を問うものではなく、教科書レベルの知識を活用する力を測る試験です。そのため、教科書を丁寧に読み、基本的な概念や原理を理解することが基盤になります。

参考書選びでは、共通テストの特徴に対応したものを選ぶことが大切です。おすすめの参考書をいくつかご紹介します。

英語では、「共通テスト英語リーディングの点数が面白いほどとれる本」(KADOKAWA)や、「大学入学共通テスト英語が1冊でしっかりわかる本」(かんき出版)などが、共通テストの特徴を理解しながら学習できる教材です。リスニング対策には、「共通テスト英語リスニング満点のコツ」(教学社)が、1回読みの問題への対応方法を詳しく解説しています。

数学では、「チャート式共通テスト対策数学IA+IIB」(数研出版)が、会話文形式の問題にも対応した構成になっています。また、「大学入学共通テスト数学の点数が面白いほどとれる本」(KADOKAWA)は、データ分析などの新傾向問題の解き方を丁寧に説明しています。

国語では、「共通テスト国語現代文の点数が面白いほどとれる本」(KADOKAWA)が、実用的文章への対応も含めて解説しています。また、「きめる!共通テスト国語」(学研プラス)は、古文・漢文も含めた総合的な対策が可能です。

学習方法としては、問題を解いた後の復習が特に重要です。正解したかどうかだけでなく、なぜその選択肢が正解なのか、他の選択肢がなぜ間違いなのかを理解することで、思考力が鍛えられます。また、時間を計って解く練習も必要です。共通テストでは情報量が多いため、時間配分の訓練が欠かせません。

おすすめの塾・予備校の活用法

独学での対策に不安がある場合、塾や予備校の活用も選択肢の一つです。共通テスト対策に強い塾・予備校を選ぶことで、効率的に得点力を伸ばすことができます。

大手予備校では、共通テスト対策の専門講座が充実しています。河合塾の「共通テストトライアル」は、本番形式の問題演習と解説授業を組み合わせた講座で、実戦力を養成できます。また、「共通テスト対策講座」では、科目別に出題傾向と対策方法を学べます。

駿台予備学校では、「共通テスト攻略講座」が人気です。特に理系科目の指導に定評があり、物理・化学・生物の実験問題への対応力を高めることができます。また、「共通テスト実戦問題集」シリーズは、質の高い予想問題が多く収録されています。

東進ハイスクールは、映像授業の「共通テスト対策講座」が充実しています。自分のペースで学習できるため、部活動などで忙しい生徒にも向いています。また、「共通テスト本番レベル模試」を年間で複数回実施しており、定期的に実力を確認できます。

代々木ゼミナールでは、「共通テスト完全攻略講座」が提供されています。特に国語と英語の指導に強みがあり、複数の文章を読み比べる力や、リスニング力の向上に効果的です。

集団授業が合わない場合は、個別指導塾の活用も検討すべきです。TOMAS(トーマス)個別教室のトライでは、生徒一人ひとりの弱点に合わせた共通テスト対策が可能です。特に、苦手科目を集中的に克服したい場合に効果的です。

また、家庭教師を活用する方法もあります。家庭教師のトライや学研の家庭教師では、共通テスト対策の経験豊富な講師を派遣してもらえます。自宅で学習できるため、通塾の時間を節約でき、質問もしやすい環境が整います。

オンライン学習サービスも選択肢の一つです。スタディサプリは月額2,178円という手頃な価格で、共通テスト対策講座を視聴できます。全科目の講座が揃っており、コストパフォーマンスに優れています。

塾や予備校を選ぶ際は、以下のポイントを確認することをおすすめします。

  • 共通テスト形式の問題演習が十分に行えるか
  • 講師が共通テストの出題傾向を正確に把握しているか
  • 模擬試験が定期的に実施され、学習の進捗を確認できるか
  • 質問対応や学習相談の体制が整っているか

これらの点を確認した上で、お子さんの学習スタイルや性格に合った塾・予備校を選ぶことが、成績向上への近道です。複数の塾で体験授業を受けてみて、実際の指導方法や雰囲気を確かめることも大切です。

保護者として知っておきたいサポート方法

受験生の保護者として、お子さんをどのようにサポートすればよいのか悩まれる方も多いでしょう。共通テストへの移行に伴い、求められる学習方法が変化している今、保護者の理解とサポートがこれまで以上に重要になっています。

ここでは、学習環境の整備から、塾選び、メンタルケアまで、保護者ができる具体的なサポート方法をご紹介します。お子さんが安心して受験に臨めるよう、適切なサポート体制を整えましょう。

子供の学習環境の整え方

まず重要なのが、集中して学習できる環境を整えることです。共通テストは思考力を問う試験なので、じっくりと考える時間が必要です。テレビの音や家族の会話が気になるような環境では、深い思考ができません。

理想的な学習環境として、以下の条件を満たす空間を用意できると良いでしょう。

  • 静かで集中できる場所(個室が理想ですが、難しければリビングの一角でも可)
  • 適度な明るさの照明(目が疲れないLEDデスクライトなど)
  • 快適な温度・湿度(冬は暖房、夏は冷房で適温を保つ)
  • 必要な教材がすぐに取り出せる収納

これらの条件を整えることで、お子さんは学習に集中しやすくなります。特に、スマートフォンやゲーム機など、誘惑になるものは学習時間中は別の場所に置くなど、ルールを決めることも効果的です。

また、学習時間の確保も保護者がサポートできる重要なポイントです。家事の手伝いなどは受験期には減らし、お子さんが勉強に専念できる時間を確保することも検討しましょう。ただし、完全に家事から解放するのではなく、最小限の手伝いは継続させることで、生活リズムを保つことも大切です。

食事の管理も重要なサポートの一つです。受験期は脳をフル回転させるため、バランスの良い栄養摂取が欠かせません。特に、DHAなどの脳の働きをサポートする栄養素を含む魚類、集中力を高めるとされるブドウ糖を含む炭水化物、ビタミンB群を含む豚肉や卵などを意識的に取り入れると良いでしょう。

夜食の提供も、遅くまで勉強するお子さんには喜ばれます。ただし、消化に時間がかかる重い食事は避け、おにぎりやうどんなど、軽めのものを用意するのがおすすめです。また、受験直前期には、体調管理のために夜更かしを控えるよう声をかけることも大切です。

塾や家庭教師の選び方

塾や家庭教師を選ぶ際、保護者として重視すべきポイントがいくつかあります。まず確認したいのが、共通テスト対策の実績です。共通テストはまだ歴史が浅いため、センター試験時代の実績だけでなく、最近の共通テストでの合格実績を確認することが重要です。

具体的には、以下の点を確認しましょう。

  • 直近の共通テストでの平均点アップ実績
  • 共通テスト対策専門の講座やカリキュラムの有無
  • 共通テスト形式の模擬試験の実施頻度
  • 講師の共通テストに関する知識と指導経験

これらの情報は、塾のウェブサイトや資料請求で確認できます。また、実際に説明会に参加して、直接質問することも有効です。

次に重要なのが、お子さんとの相性です。どんなに評判の良い塾でも、お子さんに合わなければ成績は伸びません。集団授業が合う子もいれば、個別指導が合う子もいます。性格や学習スタイルに合わせて選ぶことが大切です。

指導形態向いているタイプ主なメリット
集団授業競争心が強い、自主性がある仲間と切磋琢磨できる、費用が比較的安い
個別指導質問が多い、苦手分野がある自分のペースで学習できる、弱点克服に効果的
家庭教師通塾が難しい、マンツーマン希望自宅で学習できる、スケジュール調整しやすい
オンライン自己管理ができる、費用を抑えたい時間や場所を選ばない、コスパが良い

この表を参考に、お子さんに最適な指導形態を選ぶことができます。ただし、一つの形態に固執する必要はありません。例えば、普段は集団授業の予備校に通い、苦手科目だけ個別指導を併用するという組み合わせも効果的です。

費用面も重要な検討事項です。大手予備校の年間費用は50万円から100万円程度、個別指導塾は年間60万円から120万円程度、家庭教師は月額3万円から10万円程度が相場です。オンライン学習サービスは月額1,000円から5,000円程度と、大幅に費用を抑えられます。

費用対効果を考える際は、単に安いものを選ぶのではなく、お子さんの成績向上に本当に効果があるかを基準に判断することが大切です。高額でも成績が伸びれば価値がありますし、安くても効果がなければ意味がありません。

また、複数の塾や家庭教師を比較検討することも重要です。最低でも3つ以上の選択肢を比較し、体験授業や面談を通じて、実際の指導内容や雰囲気を確認しましょう。お子さん本人の意見を尊重しながら、最終的な決定をすることをおすすめします。

受験期のメンタルケア

受験期のお子さんは、学業のプレッシャーに加えて、将来への不安や期待など、さまざまな感情を抱えています。保護者として、精神的なサポートを提供することも重要な役割です。

まず大切なのは、お子さんの気持ちに寄り添うことです。成績が伸び悩んでいるときに「もっと頑張りなさい」と言うのではなく、「大変だね」「よく頑張っているね」と、お子さんの努力を認める言葉をかけましょう。承認と共感が、お子さんの心の支えになります。

一方で、過度なプレッシャーをかけないことも重要です。「絶対に合格しなさい」「この大学以外は認めない」といった言葉は、お子さんを追い詰めてしまいます。プロセスを評価し、結果だけを重視しない姿勢を示すことで、お子さんは安心して受験に臨めます。

また、適度な息抜きも必要です。受験勉強は長期戦なので、ずっと緊張し続けることはできません。週に一度は好きなことをする時間を設けたり、家族で外食をしたりするなど、リフレッシュの機会を意識的に作りましょう。

睡眠時間の確保も保護者がサポートできる重要なポイントです。夜遅くまで勉強することを美徳とせず、十分な睡眠をとることの重要性を伝えましょう。睡眠不足は集中力や記憶力の低下を招き、学習効率を下げてしまいます。理想的には、7時間から8時間の睡眠を確保することが推奨されます。

受験直前期には、特に体調管理に気を配る必要があります。風邪やインフルエンザにかからないよう、手洗い・うがいの徹底、栄養バランスの取れた食事、適度な運動などを心がけましょう。保護者自身も体調管理に気をつけ、家庭内で病気をもらわない・うつさない環境を作ることが大切です。

もし、お子さんが強いストレスを感じていたり、不安が強くなりすぎていると感じたりした場合は、専門家への相談も検討しましょう。学校のスクールカウンセラーや、思春期の心理を専門とするカウンセラーに相談することで、適切なサポートを受けられます。

最後に、保護者自身のメンタルケアも忘れてはいけません。お子さんの受験は、保護者にとってもストレスフルな経験です。同じ立場の保護者と情報交換をしたり、趣味の時間を持ったりして、保護者自身も心の余裕を保つことが、結果的にお子さんへの良いサポートにつながります。

具体的な大学と入試活用例

共通テストの結果は、国公立大学と私立大学の両方で広く活用されています。ここでは、具体的な大学における共通テストの利用方法と、求められる得点目安をご紹介します。

志望校選びや目標設定の参考にしていただければと思います。お子さんの学力や志望に合わせて、適切な大学を選ぶことが合格への第一歩です。

国公立大学での活用事例

国公立大学では、共通テストが第一次選抜として機能します。共通テストの得点で足切りが行われ、それを通過した受験生が二次試験を受験できる仕組みです。共通テストと二次試験の配点比率は大学によって異なり、志望校選びの重要な要素となります。

東京大学では、共通テストの配点が110点、二次試験が440点と、二次試験の比重が非常に高くなっています。共通テストで8割程度取れれば二次試験に進めますが、最終的な合格には二次試験での高得点が必須です。東大を目指す受験生は、駿台予備学校の「東大コース」や河合塾の「東大特進コース」などで、二次試験対策を重点的に行う必要があります。

京都大学も東京大学と同様に、二次試験重視の配点です。ただし、医学部医学科などでは共通テストでも高得点が求められ、9割以上が目安となります。京大の二次試験は記述式で思考力を問う問題が多いため、共通テストで培った思考力が活きる場面も多くあります。

大阪大学では、学部によって共通テストと二次試験の配点比率が異なります。文系学部では共通テストの比重がやや高く、理系学部では二次試験の比重が高い傾向があります。共通テストで8割以上を目指すことが、合格への基本条件です。

地方国立大学では、共通テストの比重がさらに高くなる傾向があります。例えば、広島大学や岡山大学、金沢大学などでは、共通テストと二次試験の配点が同程度、または共通テストの方がやや高い学部もあります。こうした大学では、共通テストでしっかり得点することが合格への近道です。

国公立大学医学部は、共通テストでも二次試験でも高得点が必要です。地方国立大学医学部でも共通テストで9割前後が求められ、旧帝大の医学部では9割5分以上が必要なケースもあります。医学部志望の場合は、河合塾の「医進コース」や代々木ゼミナールの「医系専門予備校」などで、徹底した対策を行うことをおすすめします。

私立大学での共通テスト利用

私立大学でも、共通テスト利用入試を実施する大学が増えています。これは、共通テストの得点だけで合否を判定する入試方式で、大学独自の試験を受験する必要がありません。複数の大学に出願できるため、併願校を増やす戦略として有効です。

早稲田大学では、政治経済学部、文化構想学部、文学部、人間科学部などで共通テスト利用入試を実施しています。求められる得点率は学部によって異なりますが、おおむね85パーセントから90パーセント以上が目安です。特に人気の高い政治経済学部では、90パーセント以上の高得点が必要になります。

慶應義塾大学は、一部の学部で共通テスト利用入試を実施していますが、募集人数が少なく、倍率が非常に高くなる傾向があります。環境情報学部や総合政策学部では共通テスト利用入試がありますが、合格には90パーセント以上の得点が必要です。

明治大学は、ほぼすべての学部で共通テスト利用入試を実施しており、募集人数も比較的多く設定されています。得点率の目安は学部によって異なりますが、80パーセントから85パーセント程度です。商学部や政治経済学部などの人気学部では、より高い得点率が求められます。

青山学院大学立教大学中央大学法政大学といったMARCHと呼ばれる大学群も、共通テスト利用入試を積極的に実施しています。得点率の目安は75パーセントから85パーセント程度で、学部や学科によって幅があります。

日本大学東洋大学駒澤大学専修大学などの日東駒専レベルでは、70パーセントから80パーセント程度の得点率で合格圏内に入ります。共通テスト対策をしっかり行えば、複数の学部に合格できる可能性が高まります。

私立大学の共通テスト利用入試は、併願校を効率的に増やせるメリットがあります。一般入試と併用することで、合格のチャンスを広げることができます。ただし、共通テストで失敗すると全滅のリスクもあるため、一般入試の対策も並行して行うことが重要です。

学部別の必要得点率と対策

学部系統によって、共通テストで求められる科目や得点率が異なります。志望学部に応じた戦略的な対策が必要です。

学部系統主な受験科目国公立目安私立目安
文系学部英語・国語・地歴公民・数学75~85%70~85%
理系学部英語・数学・理科2科目75~85%70~80%
医学部医学科英語・数学・理科2科目・国語・社会90~95%85~90%
薬学部英語・数学・理科(化学必須)75~85%70~80%
看護学部英語・国語・理科または数学70~80%65~75%

この表が示すように、医学部医学科は突出して高い得点率が求められます。一方、看護学部などは比較的得点率が低くても合格圏内に入れます。お子さんの現在の学力と志望を踏まえて、現実的な目標を設定することが大切です。

文系学部を志望する場合、英語と国語で高得点を取ることが重要です。特に英語は配点が高い大学が多いため、リーディングとリスニングの両方をバランスよく伸ばす必要があります。河合塾の「早慶上智大英語」や東進ハイスクールの「難関大対策英語」などの講座が効果的です。

理系学部を志望する場合、数学と理科が勝負の分かれ目になります。特に数学IIBは難度が高いため、十分な演習が必要です。駿台予備学校の「ハイレベル数学」や、Z会の「数学IAIIB重要問題演習」などで、応用力を養いましょう。

共通テスト対策の年間スケジュール

効果的な共通テスト対策には、計画的な学習スケジュールが不可欠です。高校3年間を通じて、どの時期に何をすべきかを理解し、着実に実力を積み上げていくことが合格への道です。

ここでは、学年別の学習目標と具体的な対策方法をご紹介します。お子さんの現在の学年や学力に合わせて、適切なスケジュールを組み立ててください。

高1から高2での基礎固め

高1から高2の時期は、基礎学力の定着に集中すべき時期です。この時期に手を抜くと、高3になってから取り返すのが大変になります。焦って応用問題に取り組むよりも、教科書レベルの内容を確実に理解することが重要です。

英語では、単語と文法の基礎を固めます。単語帳は「システム英単語」(駿台文庫)や「ターゲット1900」(旺文社)などを使い、1日50単語程度のペースで進めましょう。文法は「大岩のいちばんはじめの英文法」(東進ブックス)などで基礎から学び、「Next Stage」(桐原書店)などで演習を重ねます。

数学では、教科書の例題と練習問題を完璧にすることが第一です。わからない問題があれば、すぐに学校の先生や塾の講師に質問して解決しましょう。スタディサプリの「高校数学IA・IIB」などを活用すれば、自分のペースで基礎を学び直すことができます。

国語では、読解力の基礎を養います。現代文は「入試現代文へのアクセス基本編」(河合出版)などで、文章の読み方を学びます。古文は「古文単語ゴロゴ」(スタディカンパニー)などで単語を覚え、「古文文法基礎ドリル」(河合出版)で文法を固めます。

理科・社会は、授業の予習復習を丁寧に行うことが基本です。定期テストでしっかり点を取ることが、共通テスト対策の土台になります。特に理科は実験や観察の内容をノートにまとめ、現象と理論を結びつけて理解することが大切です。

この時期は、週に1回程度、学習の振り返りを行うことをおすすめします。何ができるようになったか、何がまだ理解できていないかを確認し、次週の学習計画を立てましょう。保護者の方も、お子さんと一緒に振り返りの時間を持つと、学習状況を把握しやすくなります。

高3春から夏の重点対策

高3の春から夏にかけては、共通テスト形式への対応を本格的に始める時期です。基礎が固まったら、実際の共通テスト形式の問題に触れ、出題傾向を把握します。

4月から6月は、共通テストの過去問を科目ごとに1年分ずつ解いてみましょう。まだ全範囲を学習していなくても構いません。どのような問題が出るのか、どれくらいの時間がかかるのかを体験することが目的です。解けなかった問題は、その分野の復習のきっかけにします。

7月から8月の夏休みは、最も重要な時期です。まとまった学習時間を確保できるこの時期に、苦手分野を徹底的に克服します。1日10時間以上の学習を目標に、計画的に進めましょう。

夏休みの学習計画の例を示します。

  • 午前(9時~12時):英語と数学の問題演習
  • 午後(13時~17時):理科・社会の知識整理と演習
  • 夕方(18時~20時):国語の読解練習
  • 夜(21時~23時):1日の復習と翌日の計画

この時間配分を基本としながら、お子さんの得意不得意に応じて調整してください。また、週に1日は完全な休養日を設けることも大切です。集中力を維持するために、適度な休息が必要です。

夏休み中は、河合塾の「夏期講習」や駿台予備学校の「夏のセンター試験対策講座」などを活用することも効果的です。集中的に学習することで、短期間で大きく実力を伸ばせます。

また、8月には模擬試験を必ず受験しましょう。河合塾の「全統共通テスト模試」や駿台予備学校の「駿台・ベネッセ共通テスト模試」などが主要な模試です。本番と同じ形式で時間を測って解くことで、現在の実力を客観的に把握できます。

秋以降の追い込みと本番対策

9月から12月は、実戦力を高める時期です。過去問演習を中心に、本番で高得点を取るための技術を磨きます。

9月から10月は、共通テストの過去問を各科目2年分から3年分解きます。時間を正確に測り、本番と同じ条件で取り組むことが重要です。間違えた問題は必ず復習し、なぜ間違えたのかを分析します。ケアレスミスなのか、知識不足なのか、時間不足なのかを明確にし、対策を立てましょう。

11月から12月は、予想問題集に取り組みます。河合塾の「共通テスト総合問題集」、駿台予備学校の「共通テスト実戦問題集」、Z会の「共通テスト実戦模試」などが、質の高い予想問題を提供しています。本番より少し難しめの問題に慣れておくことで、本番で余裕を持って解答できます。

この時期は、模擬試験を積極的に受験することも重要です。10月から12月にかけて、各予備校が共通テスト模試を複数回実施します。可能な限り受験し、本番の雰囲気に慣れておきましょう。模試の復習も丁寧に行い、弱点を一つずつ潰していきます。

12月中旬からは、総仕上げの時期です。新しい問題に手を出すのではなく、これまで解いた問題の復習に集中します。特に、間違えた問題を集めた「弱点ノート」を作っておくと、効率的に復習できます。

1月に入ったら、生活リズムを試験時間に合わせることが重要です。共通テストは午前9時30分から始まるので、朝型の生活リズムに切り替えます。試験当日と同じ時刻に起床し、同じ時刻に学習を始める習慣をつけましょう。

試験直前の1週間は、体調管理を最優先にします。新しい問題には手を出さず、これまでの復習と、当日の持ち物の確認などに時間を使います。夜更かしを避け、十分な睡眠を取ることが、本番で実力を発揮するための秘訣です。

保護者の方は、お子さんが焦らず計画通りに学習を進められるよう、精神的なサポートを続けてください。特に直前期は不安が高まる時期なので、「今までやってきたことを信じて」という励ましの言葉が、お子さんの心の支えになります。

まとめ:共通テストで成功するために

センター試験から共通テストへの移行は、単なる名称変更ではなく、評価の視点が大きく変わった重要な改革です。知識の暗記だけでなく、思考力・判断力・表現力が求められる試験になったことで、求められる学習方法も変化しています。

共通テストで成功するためには、以下のポイントを押さえることが重要です。

第一に、基礎学力を確実に定着させることです。思考力を問う問題が増えたとはいえ、その土台となるのは確かな知識です。教科書レベルの内容を丁寧に理解し、基本的な問題を確実に解ける力を養いましょう。

第二に、複数の資料を統合して考える力を鍛えることです。文章、グラフ、表、図などを組み合わせた問題に慣れるため、日頃から様々な形式の問題に触れ、情報を整理する訓練を積みましょう。

第三に、実生活との関連を意識することです。学んだ知識が実際にどのように使われるのかを考える習慣をつけることで、共通テストで問われる実践的な力が自然と身につきます。

第四に、時間配分の訓練を十分に行うことです。共通テストは情報量が多いため、速読力と情報処理能力が求められます。過去問演習では必ず時間を測り、本番と同じ条件で取り組みましょう。

第五に、適切なサポート体制を整えることです。独学が難しい場合は、塾や予備校、家庭教師などを活用し、効率的に学習を進めましょう。また、保護者の方の精神的なサポートも、受験生にとって大きな支えとなります。

共通テストは確かに難しい試験ですが、適切な対策を行えば必ず克服できます。この記事でご紹介した内容を参考に、お子さんに合った学習計画を立て、着実に実力を伸ばしていってください。

受験は長い道のりですが、その過程で得られる学びや成長は、お子さんの将来にとって大きな財産となります。保護者の方も、お子さんと一緒に歩んでいく気持ちで、温かく見守り、必要なときにサポートしてあげてください。

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