自己推薦書の例文・書き方完全ガイド：合格へ導く必勝テクニック

受験において自己推薦書の出来が合否を分けることは珍しくありません。特に推薦入試では、この書類があなたの子どもの可能性を最大限にアピールする重要な手段となります。

この記事では、自己推薦書の基本的な考え方から具体的な例文、効果的な書き方のテクニックまで詳しく解説します。お子さまの受験をサポートする保護者の方に役立つ情報を集めました。

自己推薦書とは？基本から理解する重要性と役割
自己推薦書を書く前に必ず押さえるべき3つの準備
【例文付き】目的別・学校種別の自己推薦書の書き方
合格するための自己推薦書の構成テクニック
自己推薦書で高評価を得るための具体的エピソードの書き方
志望理由を説得力を持って伝える例文と技術
自己推薦書の添削ポイントと仕上げのチェックリスト
専門家が教える自己推薦書の書き方Q&A
1. よくある疑問と回答集

自己推薦書とは？基本から理解する重要性と役割

自己推薦書は、受験生が志望校に対して自分自身の魅力や適性をアピールするための文書です。単なる自己紹介ではなく、「なぜあなたを選ぶべきか」を伝える重要な役割を持っています。

自己推薦書の定義と入試における位置づけ

自己推薦書とは、自分の長所や実績、学びたい意欲などを志望校にアピールするための文書です。推薦入試の場合、この書類が合否を左右する重要な判断材料となります。

多くの学校では、学力試験の結果だけでなく、「人物像」を重視した選考を行っています。自己推薦書はそのための貴重な情報源となるのです。

自己推薦書に書かれる主な内容は以下の通りです：

志望理由
自己アピールポイント
高校・大学での学習計画
将来の目標や展望
これまでの活動実績

これらの要素を通じて、単なる成績だけでは見えない、受験生の「人となり」や「可能性」を評価します。入試において点数化されにくい側面をアピールできる貴重な機会なのです。

文部科学省が推進するAO入試や総合型選抜においても、多面的・総合的な評価の一環として自己推薦書が重視される傾向にあります。

一般入試との違いと推薦入試における自己推薦書の重要性

一般入試と推薦入試の最大の違いは、「何を評価するか」という点にあります。

一般入試では主に学力試験の点数が重視されますが、推薦入試では学力以外の要素も含めた「総合的な人物評価」が行われます。その評価材料として、自己推薦書が極めて重要な役割を果たします。

推薦入試における自己推薦書の重要性は以下の点にあります：

評価項目	一般入試	推薦入試
学力試験	◎（最重要）	○または△（学校による）
調査書	○	◎
面接	△または×	◎
自己推薦書	×	◎（最重要）
小論文	△または×	○

推薦入試では、自己推薦書と面接が特に重視される傾向にあります。また、自己推薦書の内容は面接での質問にも直結するため、一貫性を持った準備が必要です。

「東京学芸大学」の入試担当者によると、「自己推薦書で示された学習意欲や将来展望と、面接での受け答えの一致度を重視している」とのことです。

大学・高校別に見る自己推薦書の評価ポイントの違い

学校種別によって、自己推薦書で重視されるポイントは異なります。効果的な自己推薦書を作成するには、各学校種別の特徴を理解しておくことが大切です。

大学の場合

大学では「専門分野への関心」と「学問的探究心」が特に重視されます。また、なぜその大学・学部でなければならないかという「志望理由の具体性」も評価ポイントとなります。

研究に力を入れている大学では、研究テーマへの関心や問題意識を示すことが重要です。例えば、「筑波大学」では「専門分野に関する具体的な問題意識と入学後の研究計画」が評価されます。

高校の場合

高校では「中学時代の頑張り」と「高校での学習意欲」が重視される傾向にあります。部活動や委員会活動での取り組み、ボランティア活動なども評価対象となります。

また、中高一貫校では、その学校の教育理念に共感している点を示すことも大切です。「お茶の水女子大学附属高等学校」では「自主性と協調性のバランス」が評価ポイントとして挙げられています。

専門学校の場合

専門学校では「職業への関心」と「目標意識」が特に重視されます。将来のキャリアプランと専門学校での学びがどう結びつくかを具体的に示すことが重要です。

また、その専門分野に関連する活動経験（アルバイトやボランティアなど）があれば、それらも積極的にアピールすべきポイントとなります。

自己推薦書を書く前に必ず押さえるべき3つの準備

効果的な自己推薦書を書くためには、事前の準備が欠かせません。ここでは、自己推薦書作成前に行うべき3つの重要な準備について解説します。

志望校研究：学校の特色と教育方針を把握する

自己推薦書の説得力を高めるためには、志望校の特色や教育方針を十分に理解しておくことが不可欠です。これにより、「なぜその学校なのか」を具体的かつ説得力を持って伝えることができます。

志望校研究の具体的な方法としては、以下のようなものがあります：

学校のホームページを隅々まで読む
学校説明会や見学会に参加する
学校のパンフレットやシラバスを入手して目を通す
在校生や卒業生の話を聞く
学校の教育理念や沿革について調べる

特に注目すべきポイントは以下の通りです：

建学の精神や教育理念
特色あるカリキュラムや授業
研究分野や教授陣の専門性
課外活動やサークル活動の特徴
卒業生の進路状況

これらの情報を基に、自分の興味・関心や将来の目標と学校の特色を結びつけた志望理由を考えましょう。

「名古屋大学」の場合、「研究第一主義」を掲げており、学生の自主的な研究活動を重視しています。このような情報を踏まえて、自分の研究意欲や探究心をアピールすることが効果的です。

自己分析：あなたの強みと成長ストーリーを整理する

魅力的な自己推薦書を書くためには、自分自身の強みや成長の過程を整理しておくことが重要です。単なる活動履歴の羅列ではなく、そこから何を学び、どう成長したかを伝えられるように準備しましょう。

効果的な自己分析の方法は以下の通りです：

これまでの経験を時系列で書き出す（学校生活、部活動、習い事、ボランティア活動など）
各経験で得た学びや成長を書き出す
自分の長所・短所を洗い出す
周囲の人（先生や友人、家族）に自分の印象を聞いてみる
自分が大切にしている価値観を整理する

自己分析をする際に役立つワークシートを以下に示します：

経験・活動	そこでの役割・取り組み	直面した課題	課題への対応	得た学び・成長
例）文化祭実行委員	企画立案と予算管理	予算不足と意見対立	代替案の提案と丁寧な合意形成	リーダーシップと調整力
例）英語弁論大会	スピーチ作成と発表	本番での緊張	練習の積み重ねと心理的準備	自己表現力と精神的強さ

この分析を通じて、志望校でのアピールポイントとなる「自分らしさ」や「強み」を明確にしていきましょう。

国立青少年教育振興機構が実施した調査によると、「自己分析を十分に行った受験生は、面接や小論文の評価が高い傾向にある」という結果が出ています。

志望理由の明確化：なぜその学校でなければならないのか

志望理由は自己推薦書の中核を成す重要な要素です。単に「評判が良いから」「家から近いから」といった一般的な理由ではなく、「なぜその学校でなければならないのか」を具体的かつ説得力を持って示す必要があります。

効果的な志望理由を明確化するためのステップは以下の通りです：

自分の興味・関心と将来の目標を整理する
志望校のカリキュラムや特色を調べる
自分の目標達成に志望校がどう役立つかを具体的に考える
他の学校ではなくその学校を選ぶ決定的な理由を考える
入学後の具体的な学習・研究計画を立てる

説得力のある志望理由の要素をまとめると：

学校の特色と自分の目標・適性の一致
具体的なカリキュラムや研究分野への言及
他校にはない魅力や特徴への理解
入学後の明確なビジョン
卒業後のキャリアプランとの連動性

「京都大学」の場合、「自由の学風」を特徴としています。この特色と自分の「自主的な学習スタイル」や「独創的な研究テーマ」を結びつけて志望理由を表現すると説得力が増します。

【例文付き】目的別・学校種別の自己推薦書の書き方

自己推薦書は学校の種類や目的によって書き方が異なります。ここでは、各種学校別の自己推薦書の特徴と具体的な例文を紹介します。

大学向け自己推薦書の例文と書き方のコツ

大学向けの自己推薦書では、学問への関心や研究意欲、専門分野に対する熱意などをアピールすることが重要です。高校での学びが大学でどのように発展するのかという連続性も示せるとよいでしょう。

大学向け自己推薦書の基本構成

志望理由（なぜその大学・学部なのか）
自己アピール（高校での活動や実績）
入学後の学習計画
将来のビジョン

文学部志望の例文

私は貴学文学部で日本古典文学を専門的に学び、特に平安文学に焦点を当てた研究に取り組みたいと考えています。

高校1年生の時、『源氏物語』の現代語訳を読んだことをきっかけに、平安文学の奥深さに魅了されました。その後、原文にも挑戦し、古典文法や時代背景の学習に力を入れてきました。高校3年次には「平安文学における女性像」というテーマで自主研究を行い、校内発表会で優秀賞をいただきました。

貴学文学部には平安文学研究の第一人者である〇〇教授がいらっしゃること、また古典文学研究のための専門的な授業やゼミが充実していることから、ここでなら自分の研究をさらに深められると確信しています。

入学後は、基礎的な古典文法や文学史の学習に加え、〇〇教授の「平安文学特講」を受講し、卒業論文では『源氏物語』における色彩表現の研究に取り組みたいと考えています。将来は大学院に進学し、日本古典文学の研究者として、日本文化の奥深さを次世代に伝えていくことを目標としています。

理工学部志望の例文

私は貴学理工学部で環境工学を専門的に学び、持続可能な水資源管理技術の開発に携わりたいと考えています。

高校時代、化学部に所属し、地元の河川の水質調査を3年間継続して行いました。この活動を通じて、水環境の保全と適切な資源管理の重要性を強く認識するようになりました。特に最終年度には「家庭用排水の簡易浄化システム」を自作し、県の科学コンテストで奨励賞を受賞しました。

貴学の理工学部は水資源工学の研究設備が充実しており、□□教授の下で最先端の水処理技術研究が行われていることを知り、ぜひここで学びたいと考えるようになりました。

入学後は、基礎的な工学知識を身につけながら、環境工学実験や水資源工学特論などの専門科目に力を入れたいと思います。将来は、開発途上国でも導入可能な低コスト水浄化技術の開発に携わり、世界の水問題解決に貢献したいと考えています。

大学向け自己推薦書の作成において重要なのは、「なぜその大学・学部でなければならないのか」という点を具体的に示すことです。教授名やカリキュラム、研究施設など、その大学ならではの特徴に言及すると説得力が増します。

文部科学省の調査によると、大学入試における推薦入試・AO入試の比率は年々高まっています。特に、文系学部での推薦・AO入試の活用が顕著です。

高校向け自己推薦書の例文と注意点

高校向けの自己推薦書では、中学時代の活動実績と高校生活への意欲をアピールすることが重要です。また、志望高校の校風や教育方針への理解も示しましょう。

高校向け自己推薦書の基本構成

志望理由（なぜその高校なのか）
中学時代の活動や実績
高校生活への抱負
将来の夢や目標

普通科高校志望の例文

私が貴校を志望する理由は、文武両道の校風と探究学習に力を入れた教育方針に強く共感するからです。

中学時代、私は生徒会役員として全校生徒のために働くことの責任と喜びを学びました。特に学校行事の改革に取り組み、生徒の意見を集約して新しい文化祭のスタイルを提案し実現させました。学業面では特に数学と理科に興味を持ち、科学部での活動や数学検定への挑戦を通じて、問題解決能力を高めてきました。

貴校に入学したら、充実した理数教育を活かして将来の理系進学に備えるとともに、貴校の特色である課題研究にも積極的に取り組みたいと考えています。特に環境問題に関心があるため、「環境と科学」の探究コースを選択し、地域の環境保全に役立つ研究を行いたいと思います。

将来は環境工学の分野で活躍し、持続可能な社会づくりに貢献することが私の夢です。貴校での学びがその基盤になると確信しています。

芸術科高校志望の例文

私が貴校芸術科を志望するのは、幼い頃から続けてきた絵画の技術をさらに高め、芸術の世界で自分の表現を追求したいと考えるからです。

中学時代、美術部に所属し、校内外の様々なコンクールに挑戦してきました。特に「全国中学生絵画コンテスト」では優秀賞をいただき、自分の可能性を感じる機会となりました。また、地域の美術館でのワークショップにも積極的に参加し、様々な技法や表現方法に触れてきました。

貴校の芸術教育は基礎技術の習得だけでなく、現代アートの理解や自己表現の追求にも力を入れていると伺い、ぜひここで学びたいと考えました。入学後は、デッサンや色彩構成などの基礎をしっかりと身につけながら、自分独自の表現スタイルを見つけていきたいと思います。

将来はアーティストとして、人々の心に響く作品を創作することが私の夢です。貴校での3年間を通じて、その夢への第一歩を踏み出したいと考えています。

高校向け自己推薦書作成の注意点として、中学校の成績や活動実績を単に列挙するのではなく、そこから何を学び、どう成長したかを具体的に示すことが大切です。また、志望高校のカリキュラムや特色を理解した上で、入学後の目標を具体的に述べると良い印象を与えます。

高等学校における推薦入試の比率は増加傾向にあり、特に私立高校では約40％の生徒が推薦入試で入学しているというデータもあります。

専門学校向け自己推薦書の特徴と例文

専門学校向けの自己推薦書では、その専門分野への関心や適性、将来のキャリアプランとの関連性をアピールすることが重要です。具体的な職業イメージを持っていることも評価ポイントになります。

専門学校向け自己推薦書の基本構成

志望理由（なぜその専門分野か）
これまでの関連経験や活動
入学後の学習計画
卒業後のキャリアプラン

調理師専門学校志望の例文

私が貴校の調理師専門課程を志望するのは、幼い頃から料理に親しみ、将来はイタリア料理のシェフとして活躍したいという夢を持っているからです。

高校時代、家庭科部に所属して調理技術を磨くとともに、週末には地元のイタリアンレストランでアルバイトを経験しました。この経験を通じて、料理の基本技術だけでなく、食材の選び方や料理の提供タイミングなど、プロの現場ならではの知識を学ぶことができました。また、家族や友人のために新しいレシピに挑戦することを日課とし、特にパスタ料理は20種類以上のレパートリーを持っています。

貴校は一流シェフによる直接指導や本格的な調理設備が整っていること、また卒業生のイタリアへの留学制度が充実していることから、私の夢を叶えるための最適な環境だと考えています。

入学後は、基礎的な調理技術をしっかりと習得した上で、イタリア料理コースに進み、本場の技術と知識を学びたいと思います。卒業後はまずイタリア料理店で経験を積み、将来的には留学してイタリアでの修業も経験したいと考えています。最終的には、地元に戻り、地域の食材を活かした独自のイタリア料理店を開業することが私の夢です。

デザイン専門学校志望の例文

私が貴校のグラフィックデザイン科を志望するのは、デジタルとアナログ両方のデザインスキルを磨き、将来はブランディングデザイナーとして活躍したいと考えるからです。

高校では美術部に所属し、ポスターやパンフレットのデザインを担当してきました。特に文化祭のメインビジュアルデザインは3年間継続して担当し、集客に貢献できたことが大きな自信となっています。また、独学でAdobe PhotoshopやIllustratorの使い方を学び、地域の小さな店舗のロゴやショップカードをデザインするボランティア活動も行ってきました。

貴校はデジタルツールの最新設備が整っているだけでなく、伝統的なデザイン手法も重視する教育方針に共感しました。また、現役デザイナーによる実践的な授業や企業との連携プロジェクトが充実していることも魅力的です。

入学後は、デザインの基礎をしっかりと学びながら、特にブランディングデザインに関する科目に力を入れたいと思います。卒業後はデザイン事務所に就職し、様々なブランドのデザイン制作に携わりながら経験を積み、将来的には独立してブランディングの専門家として活躍することが目標です。

専門学校向け自己推薦書作成のポイントは、その専門分野に関連する具体的な経験や取り組みを示すことです。「なぜその分野に興味を持ったのか」という動機と、「将来どのように活かしていきたいのか」というビジョンを具体的に記述すると説得力が増します。

厚生労働省の調査によると、専門学校卒業生の就職率は大学卒業生を上回る傾向にあり、特に職業と直結した専門教育の重要性が高まっています。

社会人向け自己推薦書の書き方と例文

社会人が大学や専門学校に入学する場合の自己推薦書では、職業経験や社会人としての経験をどう学びに活かすかという視点が重要です。明確な学習目的と卒業後のキャリアプランを示しましょう。

社会人向け自己推薦書の基本構成

志望理由（なぜ今学ぶのか）
社会人経験と学びたい分野との関連性
入学後の学習計画と両立の見通し
学びを活かした将来展望

社会人入試・大学志望の例文

私は貴学経営学部で体系的なマーケティング理論を学び、現在の実務経験と理論的知識を融合させた新たなキャリアを構築したいと考えています。

私は現在、メーカーの営業職として7年間勤務してきました。その中で、市場のニーズを捉えた効果的な営業戦略の重要性を実感するとともに、体系的なマーケティング理論を学ぶ必要性を強く感じるようになりました。特に、デジタルマーケティングの台頭により、従来の営業手法だけでは対応しきれない課題に直面していることが、学び直しを決意した大きな理由です。

貴学の経営学部は、理論と実践のバランスを重視されていること、また社会人学生のための夜間コースが充実していることから、働きながら学ぶ私の状況に最適だと考えました。特に△△教授のデジタルマーケティング研究は、私の職務に直接活かせる内容であると確信しています。

入学後は、基礎的なマーケティング理論の習得とともに、デジタルマーケティングや消費者行動分析に関する専門科目に注力したいと思います。また、実務経験を活かした事例研究にも取り組みたいと考えています。卒業後は、学んだ理論を自社の営業戦略に応用するとともに、将来的にはマーケティング部門への異動を視野に入れています。

仕事と学業の両立は容易ではありませんが、勤務先の理解も得ており、平日夜間と週末を中心とした効率的な学習計画を立てています。社会人としての時間管理能力と目的意識を持って、充実した学びを実現したいと考えています。

社会人向け専門学校志望の例文

私が貴校のWEBデザイン学科に入学を希望するのは、10年間の営業職経験を経て、デジタルマーケティングのスキルを身につけキャリアチェンジを図りたいと考えるからです。

私はこれまで建設資材メーカーの営業として働いてきましたが、営業活動におけるデジタル化の重要性を痛感し、特にWEBマーケティングとデザインに興味を持つようになりました。独学でHTMLやCSSの基礎を学び、社内の販促資料作成にも携わってきましたが、より専門的かつ体系的な知識とスキルを身につけたいと考えています。

貴校はWEBデザインのみならず、マーケティングやSEOなどビジネス視点での教育も充実していること、また社会人経験者向けの短期集中コースが設けられていることから、私の状況に最適だと判断しました。

入学後は、デザインの基礎をしっかりと身につけながら、特にWEBマーケティングとデジタル広告運用に関するスキルを重点的に習得したいと思います。現在の勤務先とは学習時間の確保について既に相談済みであり、平日夜間と週末を活用した効率的な学習を計画しています。

卒業後は、デジタルマーケティングのスペシャリストとして、新たな職場でのキャリアをスタートさせたいと考えています。これまでの営業経験で培った顧客理解力とコミュニケーション能力に、新たにデジタルスキルを加えることで、企業のマーケティング活動に貢献できる人材になりたいと考えています。

社会人向け自己推薦書作成のポイントは、「なぜ今学ぶのか」という動機と「学びをどう活かすのか」というビジョンを具体的に示すことです。また、仕事と学業の両立についての現実的な見通しも示すと良いでしょう。

文部科学省の調査によると、社会人学生の受け入れを積極的に行う大学や専門学校が増加しており、リカレント教育の重要性が高まっています。

合格するための自己推薦書の構成テクニック

自己推薦書は内容だけでなく、構成も重要です。読み手に強い印象を与え、説得力のある文章にするための構成テクニックを紹介します。

印象に残る書き出しの例文と技法

自己推薦書の書き出しは、第一印象を決める重要な部分です。多くの応募者の中から目立つためには、インパクトのある書き出しが効果的です。

効果的な書き出しの技法

具体的なエピソードから始める 読み手の関心を引きつける具体的な経験やエピソードから始めると印象に残ります。
問いかけや引用から始める 思考を刺激する問いかけや、自分の価値観を表す引用から始めると個性が伝わります。
自分の原点や転機から始める 志望分野に興味を持ったきっかけや、人生の転機となった出来事から始めると説得力が増します。

書き出しの例文（文学部志望）

「一冊の本が人生を変える」。私にとってその一冊は、高校1年生の夏に出会った村上春樹の『ノルウェイの森』でした。この小説との出会いが、私の文学への情熱と、貴学文学部で日本現代文学を研究したいという強い志望につながっています。

書き出しの例文（医学部志望）

私が初めて「命を救う」ということの重みを実感したのは、高校2年生の時、祖父が突然の脳梗塞で倒れ、迅速な医療処置によって一命を取り留めた経験からでした。医師の冷静な判断と適切な処置が、文字通り人の命を救う場面を目の当たりにし、私は医療の道を志すようになりました。

書き出しの例文（スポーツ科学部志望）

全国大会決勝、残り10秒で逆転のシュートを決めた瞬間、私はスポーツの持つ可能性と奥深さを体全体で理解しました。この経験から、スポーツを科学的に研究し、効果的なトレーニング方法の開発に携わりたいという思いが生まれました。

書き出しの例文（工学部志望）

幼い頃から「なぜ」という疑問を持ち続け、身の回りの物を分解しては組み立てることを繰り返してきました。その好奇心は中学・高校と成長するにつれてより専門的になり、今では「持続可能なエネルギー開発」という明確な研究テーマへと昇華しています。

書き出しの部分は何度も推敲し、印象に残る表現を心がけましょう。ただし、大げさな表現や虚飾は避け、誠実さを失わないことも重要です。

文部科学省が発表した「AO・推薦入試に関する調査」によると、「独自性のある書き出し」は評価者の記憶に残りやすく、合格率向上に寄与するという結果が示されています。

PREP法を活用した説得力のある本文の書き方

自己推薦書の本文部分は、PREP法を活用すると説得力のある構成にすることができます。PREP法とは「Point（結論）→Reason（理由）→Example（具体例）→Point（結論の再確認）」という流れで文章を構成する方法です。

PREP法の基本構成

Point（結論）: 最初に伝えたいポイントを簡潔に述べる
Reason（理由）: なぜそう考えるのかの理由を説明する
Example（具体例）: 具体的なエピソードや事例を挙げる
Point（結論の再確認）: 最初のポイントを再確認して締めくくる

PREP法を活用した本文例（リーダーシップに関する記述）

【Point】
私は高校時代の様々な活動を通じて、周囲の人を巻き込みながら目標を達成するリーダーシップを身につけてきました。

【Reason】
どんな組織でも、メンバー一人ひとりの強みを活かし、共通の目標に向かって協力し合うことが成功の鍵だと考えているからです。

【Example】
具体的には、文化祭実行委員長として50名の委員を率いた経験が挙げられます。当初は意見の対立や進行の遅れなど多くの課題がありましたが、私は定期的な進捗共有会議を導入し、各担当の強みを活かした役割分担を行いました。また、問題が発生した際には迅速に関係者と話し合い、透明性のある意思決定を心がけました。その結果、過去最高の来場者数を記録し、学校長からも高い評価をいただくことができました。

【Point】
このように、目標を明確にし、チームメンバーの強みを引き出しながら課題に対処していく力は、貴学のグループワークを重視した教育環境でも十分に発揮できると確信しています。

PREP法を活用した本文例（学習意欲に関する記述）

【Point】
私は生物学、特に遺伝子研究に対して強い探究心を持ち、自ら課題を見つけて解決する学習姿勢を身につけています。

【Reason】
単に教科書の知識を暗記するだけでなく、疑問を持ち、その答えを自分で探求することこそが真の学びだと考えているからです。

【Example】
高校2年次には、「植物の成長とDNA損傷修復機能の関係」について自主研究を行いました。文献調査から始め、仮説を立て、実際に学校の実験設備を活用してシロイヌナズナを育成し、異なる光条件下での成長とDNA修復関連遺伝子の発現を観察しました。実験は必ずしも最初から成功したわけではなく、何度も条件を変えながら3ヶ月かけて取り組みました。この研究は校内の科学研究発表会で優秀賞を受賞し、県大会にも出場することができました。

【Point】
このような探究心と粘り強さは、貴学の研究第一主義の校風に合致しており、入学後も様々な研究活動に積極的に取り組んでいきたいと考えています。

PREP法を活用することで、主張と根拠が明確になり、説得力のある文章を構成することができます。特に「Example」の部分は、具体的なエピソードを詳しく述べることで信頼性が高まります。

国立教育政策研究所の調査によると、「具体的なエピソードを含む自己推薦書は、抽象的な表現だけの自己推薦書よりも高く評価される傾向がある」との結果が出ています。

強い意志を伝える締めくくりの例文

自己推薦書の締めくくりは、全体をまとめるとともに、入学への強い意志と将来へのビジョンを伝える重要な部分です。印象に残る締めくくりで、読み手の心に深く残る自己推薦書を完成させましょう。

効果的な締めくくりの要素

志望する理由の再確認
入学後の具体的な目標
将来のビジョンと社会貢献
入学への強い意志の表明

締めくくりの例文（経済学部志望）

以上のような経験と学びを通じて、私は経済学の理論と実践の両面から社会課題の解決に取り組みたいという強い思いを持つようになりました。貴学経済学部の「実践的経済学教育」のもとで、理論的基礎と実証分析の手法をしっかりと身につけ、将来は国際開発の分野で途上国の経済発展に貢献したいと考えています。貴学での学びが私の未来への扉を開くと確信し、この自己推薦書を提出させていただきます。

締めくくりの例文（看護学部志望）

これまでの経験から、私は「患者さんの心に寄り添える看護師」になることを強く志しています。貴学の看護学部は、高度な医療技術の習得と同時に、患者さんとの信頼関係構築を重視した教育を行っていると伺い、ここでこそ私の目標を実現できると確信しています。入学後は基礎から応用まで看護学を真摯に学び、将来は地域医療の現場で人々の健康と幸福に貢献できる看護師になりたいと思います。どうか私に貴学で学ぶ機会をお与えください。

締めくくりの例文（工学部志望）

私は貴学工学部で環境工学を学び、持続可能な社会の実現に貢献するエンジニアになることを強く願っています。高校時代の研究や活動を通じて培った問題解決能力と探究心を基盤に、貴学の最先端の研究環境で自らの可能性を最大限に広げていく所存です。環境問題という人類共通の課題に、技術の力で解決策を提供できる人材になるために、貴学の門を叩く決意をいたしました。

締めくくりの例文（法学部志望）

私は「法の力で社会正義を実現する」という理念のもと、貴学法学部での学びを強く希望します。これまでの模擬裁判や法律研究の経験をさらに深化させ、貴学の充実したカリキュラムと教授陣のもとで法学の本質を学びたいと考えています。将来は国際人権法の分野で活躍し、世界中の人々の権利保護に貢献することが私の夢です。その第一歩として、貴学で学ぶ機会をいただければ幸いです。

締めくくりは短くても力強い表現を心がけ、自分の熱意と決意が伝わるように工夫しましょう。また、志望校への敬意を示す言葉を含めると、好印象を与えることができます。

教育関連団体が実施した大学入試担当者へのアンケートによると、「入学後の具体的なビジョンと強い意志を示す締めくくり」が高評価につながるという結果が出ています。

自己推薦書で高評価を得るための具体的エピソードの書き方

自己推薦書で高評価を得るためには、具体的なエピソードを効果的に活用することが重要です。ここでは、学業、部活動、ボランティアなど様々な面でのエピソードの書き方を紹介します。

学業面のエピソードを効果的に伝える例文

学業面のエピソードを書く際には、単に「成績が良かった」という結果だけでなく、どのように学んだか、どんな工夫をしたか、何を得たかという過程と成長を伝えることが重要です。

学業エピソードの効果的な書き方

具体的な科目や研究テーマを明示する
取り組みの過程や工夫を詳しく述べる
直面した困難とその克服方法を示す
得られた成果と学びを明確にする
志望分野との関連性を示す

理系科目のエピソード例

私は高校2年次に「化学」に特に興味を持ち、酸化還元反応のメカニズムについて深く探究しました。教科書の内容だけでは納得できず、放課後に化学教員の指導を仰ぎながら、追加の実験に取り組みました。特に、異なる条件下での反応速度の変化を調べるため、10種類以上の実験を自ら設計し、データを収集・分析しました。この過程で、化学反応の微妙な条件依存性と実験計画の重要性を学びました。また、この研究は校内の自由研究発表会で最優秀賞を受賞し、私自身の科学的思考力と実験スキルの向上につながりました。この経験を通じて培った探究心と実証的アプローチは、貴学の化学科で学ぶ上で大いに役立つと確信しています。

文系科目のエピソード例

高校時代、私は日本史に強い関心を持ち、特に幕末から明治にかけての社会変革期に注目して学習を深めました。教科書の内容を超えて理解するため、図書館で多くの専門書や史料を読み込み、当時の人々の思想や社会背景を多角的に考察しました。特に印象的だったのは、「私塾と近代教育の関係」をテーマにした自主研究です。地元の旧私塾を実際に訪問し、当時の教育方法や教材を調査。さらに明治期の教育制度との比較分析を行い、日本の教育システムの発展過程について考察しました。この研究は歴史教員から高い評価を受け、校内の社会科研究発表会で発表する機会も得ました。この経験から、一次資料の重要性と歴史的視点から現代を考察する力を身につけることができました。貴学の人文学部では、この探究心をさらに深め、日本の教育史研究に取り組みたいと考えています。

学業エピソードを書く際のポイントは、単なる「勉強の成果」ではなく、自分から主体的に取り組んだ内容や、困難を乗り越えた経験、そこから得た学びを具体的に伝えることです。また、そうした学びが志望校でどう活かせるかを示すと説得力が増します。

国立教育政策研究所が公開する「高大接続に関する調査」によると、「単なる成績の高さよりも、学問に対する主体的な取り組みを示すエピソードが評価される」という結果が報告されています。

部活動や課外活動の経験を活かした例文

部活動や課外活動のエピソードは、学業以外の面での人間性や能力をアピールする絶好の機会です。単に「〇〇部に所属していた」ではなく、そこでの役割や成長、学んだことを具体的に伝えましょう。

部活動・課外活動エピソードの効果的な書き方

活動内容と自分の役割を明示する
直面した課題とその解決プロセスを詳述する
チームワークやリーダーシップの発揮場面を具体的に示す
活動から得た学びや成長を明確にする
志望校での学びや将来にどう活かせるかを示す

運動部活動のエピソード例

私は高校3年間、バスケットボール部に所属し、最終的にはキャプテンを務めました。入部当初はベンチ入りすらできない状況でしたが、毎朝6時からの自主練習に取り組み、基礎技術の向上に努めました。

特に大きな転機となったのは2年次の夏です。チーム内の人間関係が悪化し、練習の効率も落ちていました。私はキャプテンではありませんでしたが、メンバー全員との個別面談を行い、チームの課題と各自の想いを整理。その結果を顧問に提案し、練習方法の再構築やコミュニケーション改善のための定期ミーティングを導入しました。

この取り組みによりチームの雰囲気は一変し、県大会では初めてベスト8に入ることができました。3年次にはキャプテンに選出され、「互いを高め合うチーム」を目標に掲げ、先輩から学んだ問題解決手法を活用してチームをまとめました。

この経験から、困難に直面しても粘り強く取り組む忍耐力、目標達成のために周囲を巻き込む力、そして何より「変化を恐れない勇気」を学びました。このような姿勢は、貴学の「チーム基盤型学習」を重視したカリキュラムにおいても大いに活かせると確信しています。

文化部活動のエピソード例

高校3年間、私は放送部に所属し、アナウンスとディレクションを担当しました。特に印象深いのは、2年次に挑戦した全国高校放送コンテストでの経験です。

私は学校紹介ビデオ制作のディレクターを務めましたが、撮影機材の不足や編集技術の未熟さなど、多くの課題に直面しました。そこで、地元のケーブルテレビ局に相談に行き、週末に機材の使い方や映像編集のコツを教わる機会を得ました。また、チームメンバーそれぞれの強みを活かした役割分担を工夫し、週3回の放課後ミーティングで進捗を確認しながら制作を進めました。

完成した作品は予選を通過し、県大会で優秀賞をいただくことができました。この過程で私は、目標達成のための計画立案能力、限られたリソースを最大限に活かす創意工夫、そしてチームメンバーの強みを引き出すコミュニケーション能力を身につけました。

また、3年次には後輩の指導を担当し、自分の経験を伝えることの難しさと喜びを知りました。このような経験は、貴学のメディア学部で学ぶ上での基盤となり、将来のメディアプロデューサーという夢の実現に向けた重要なステップになったと考えています。

部活動や課外活動のエピソードでは、単に「〇〇賞を獲得した」という結果よりも、その過程でどのような困難に直面し、どう乗り越えたか、そこから何を学んだかを具体的に示すことが重要です。特に、チームでの活動であれば、自分の役割や貢献、周囲との協力関係なども含めると、人間性や協調性をアピールできます。

文部科学省の「高等学校学習指導要領解説」では、部活動等の特別活動が「主体性や協働性、リーダーシップなどの資質・能力の育成」につながることが指摘されています。

ボランティアや社会活動の経験を魅力的に表現する方法

ボランティアや社会活動のエピソードは、社会性や公共心、他者への思いやりなどをアピールする絶好の機会です。単に「参加した」だけでなく、その活動にどう関わり、何を学んだかを具体的に伝えましょう。

ボランティア・社会活動エピソードの効果的な書き方

活動内容と参加動機を明示する
自分の役割と具体的な貢献を詳述する
活動を通じて気づいたことや視野の広がりを示す
社会課題への理解や解決意欲を伝える
志望校での学びや将来の目標との関連性を示す

地域ボランティアのエピソード例

高校2年次から、地元の「子ども食堂」で月2回のボランティア活動に参加してきました。当初は単に調理や配膳の手伝いをしていましたが、活動を続ける中で、食事提供以上に「子どもたちの居場所づくり」という側面が重要だと気づきました。

そこで、同級生3人を誘って「学習支援チーム」を結成。食事の前の1時間を使って、宿題のサポートや読み聞かせなどの活動を始めました。特に工夫したのは、ただ教えるのではなく、クイズ形式や遊びの要素を取り入れた学習方法です。最初は数人だった参加者が、半年後には15人ほどに増え、「勉強が楽しくなった」という声も聞かれるようになりました。

この活動を通じて、子どもの貧困問題や教育格差について深く考えるようになり、社会福祉と教育の連携の重要性を実感しました。また、子どもたちとの関わりの中で、相手の立場に立って考える力や、複雑な社会問題に対する多角的な視点も養われたと思います。

貴学の教育学部では、このような実践経験を理論的に深め、将来は教育と福祉の両面から子どもたちの成長を支援できる教員になりたいと考えています。

環境保全活動のエピソード例

高校時代、地元の河川環境保全団体のユースボランティアとして活動してきました。月1回の清掃活動だけでなく、水質調査や生物多様性調査にも参加し、環境問題への理解を深めました。

特に印象に残っているのは、2年次に取り組んだ「河川環境マップ」の作成プロジェクトです。私はチームリーダーとして、10人のボランティアを調整しながら、5kmにわたる河川の環境調査を実施。水質データや生息生物の分布、ゴミの集積ポイントなどを記録し、地域住民にも分かりやすいマップにまとめました。完成したマップは地域の公民館や学校に配布され、環境意識向上のための教材として活用されています。

この活動を通じて、環境問題の複雑さと地道な取り組みの重要性を学びました。また、科学的なデータ収集・分析の手法や、専門知識を一般の方々に分かりやすく伝えるためのコミュニケーション能力も身につけることができました。

貴学の環境科学部では、このような実践的な経験をさらに専門的な知識と結びつけ、将来は環境教育や政策提言の分野で活躍したいと考えています。

ボランティアや社会活動のエピソードでは、単に「善行」を行ったということよりも、その活動を通じて社会問題への理解を深め、自分自身がどう成長したかを示すことが重要です。また、その経験が志望校での学びや将来の目標にどうつながるかを明確にすると、志望動機との一貫性が生まれます。

内閣府の「子供・若者の社会貢献活動等に関する実態調査」によると、ボランティア活動経験者は「共感性」「社会性」「多様性理解」などの能力が向上する傾向があると報告されています。

志望理由を説得力を持って伝える例文と技術

自己推薦書における志望理由は、合否を分ける重要な要素です。ここでは、説得力のある志望理由を書くための技術と具体的な例文を紹介します。

学びたい内容と将来の目標を関連付ける書き方

志望理由を説得力あるものにするためには、学びたい内容と将来の目標を明確に関連付けることが重要です。なぜその分野を学びたいのか、そしてそれが将来どう活かされるのかを具体的に示しましょう。

効果的な関連付けの方法

学びたい分野・内容を具体的に示す
その分野に興味を持ったきっかけや背景を説明する
将来の具体的な目標や夢を明示する
学びと目標の間の論理的なつながりを示す
社会的意義や貢献の視点も含める

文学部・日本文学専攻の例文

貴学文学部で日本近現代文学、特に戦後文学における「記憶と喪失」のテーマを深く探究したいと考えています。

この関心は高校2年次に大江健三郎の『個人的な体験』を読んだことがきっかけです。戦後文学が抱える「表現することの困難さ」と「それでも表現せざるを得ない切実さ」に強く心を動かされました。その後、大江や三島由紀夫、安部公房など複数の作家の作品を読み比べる中で、「記憶と忘却」「言葉と現実」の関係性について考えるようになりました。

貴学の文学部は日本近現代文学研究の第一人者である◯◯教授の下で、テクスト分析だけでなく歴史的・社会的コンテクストからの多角的な研究が可能であると知り、強く志望するようになりました。

将来は、日本文学研究者として戦後文学の再評価に取り組むとともに、日本語教師として海外の学生に日本文学の魅力を伝える仕事に携わりたいと考えています。貴学での学びは、文学理論と実践的な教授法の両面で、この目標達成の確かな基盤になると確信しています。

工学部・環境工学専攻の例文

貴学工学部で環境工学、特に水質浄化技術について専門的に学びたいと考えています。

この志望は、高校時代に地元の川で行った水質調査活動がきっかけです。調査を続ける中で、生活排水や工場排水が河川環境に与える影響の大きさと、効果的な浄化技術の必要性を実感しました。特に、発展途上国では水質汚染が深刻な健康問題を引き起こしている現状を知り、技術で貢献したいという思いが芽生えました。

貴学の環境工学科は、低コストで実用的な水質浄化技術の開発に実績があり、□□教授の研究室では途上国での実践的プロジェクトも進められていると伺いました。このような環境で学ぶことで、理論と実践の両面から水質浄化技術を習得できると考えています。

将来は、国際協力機関や環境コンサルティング企業で、特にアジア地域の水環境改善プロジェクトに携わりたいと考えています。貴学での学びを通じて、環境問題の解決に貢献できる技術者になることが私の目標です。

志望理由を書く際のポイントは、「なぜその分野に興味を持ったのか」という動機と、「将来どのように活かしたいのか」というビジョンを具体的に示すことです。また、志望校ならではの特色（教授陣、カリキュラム、研究設備など）に触れることで、「なぜその学校でなければならないのか」という説得力が増します。

中央教育審議会の「大学入学者選抜に関する答申」では、「学生の関心と大学での学びをつなぐ明確な志望理由」の重要性が強調されています。

志望校のカリキュラムや特色と自分の適性を結びつける例文

志望理由の説得力を高めるためには、志望校の具体的なカリキュラムや特色と、自分の適性や経験を結びつけることが効果的です。「なぜその学校でなければならないのか」を具体的に示しましょう。

効果的な結びつけの方法

志望校の特色あるカリキュラムや教育方針を調査する
自分の適性や強み、経験を整理する
両者の接点を見つけ、具体的に関連付ける
入学後の具体的な学習計画を示す
その学びが自分の成長にどうつながるかを説明する

医学部志望の例文

貴学医学部の「早期臨床体験プログラム」と「地域医療実習」に強く惹かれ、ここで医学を学びたいと考えています。

私はこれまで3年間、地元の高齢者施設でボランティア活動に取り組んできました。その経験から、医療技術だけでなく、患者さんとの信頼関係構築の重要性を実感しています。貴学のカリキュラムは、1年次から患者さんと接する機会が設けられており、理論と実践を並行して学べる点が私の学習スタイルに合致しています。

また、私は地方出身者として、地域医療の課題に関心を持っています。貴学の「地域医療実習」では、様々な地域医療の現場を経験できると伺いました。この実習を通じて、将来地域医療に貢献するための具体的なビジョンを培いたいと考えています。

入学後は基礎医学をしっかりと学びながら、「医療コミュニケーション」の選択科目も履修し、患者さんとの関わり方についても深く学びたいと思います。将来は、医療過疎地域で総合診療医として活躍することを目指しています。

教育学部志望の例文

貴学教育学部の「探究型学習指導法」と「インクルーシブ教育」に重点を置いたカリキュラムに強く共感し、志望しています。

私は高校時代、地域の学習支援ボランティアで小学生の学習指導に携わってきました。この活動を通じて、一方的に教えるのではなく、子どもたち自身が「なぜ」を見つけて探究していくサポートの重要性を実感しました。貴学の「探究型学習指導法」のカリキュラムは、まさに私が目指す教育アプローチと合致しています。

また、学習支援の現場では、様々な背景や学習スタイルを持つ子どもたちと接する中で、多様性を尊重した教育の必要性を強く感じました。貴学の「インクルーシブ教育研究センター」での実践的な学びを通じて、すべての子どもたちの可能性を引き出せる教員になりたいと考えています。

入学後は、教育の基礎理論をしっかりと学ぶとともに、「探究学習演習」や「特別支援教育概論」など、私の関心分野に関連する科目を重点的に履修したいと思います。将来は、子どもたち一人ひとりの個性を大切にしながら、思考力と創造性を育む小学校教員を目指しています。

志望校のカリキュラムや特色と自分の適性を結びつける際のポイントは、単に「〇〇に興味がある」という抽象的な表現ではなく、具体的なカリキュラムや研究内容に言及することです。そのためには、学校案内やホームページをしっかりと調査し、自分の関心との接点を見つけることが大切です。

「国立教員養成大学・学部の入学者選抜等に関する実態調査」によると、「志望校の教育内容や特色についての具体的な言及がある志望理由」は高く評価される傾向があります。

具体的なビジョンを示す志望理由の例文

説得力のある志望理由を書くためには、入学後の具体的な学習計画や将来のビジョンを明確に示すことが重要です。抽象的な表現ではなく、具体的なイメージを持っていることをアピールしましょう。

具体的なビジョンを示す方法

入学後に履修したい具体的な科目やゼミを挙げる
参加したい研究プロジェクトや課外活動に言及する
卒業研究で取り組みたいテーマを示す
卒業後のキャリアパスを具体的に描く
長期的な目標や社会貢献の姿を示す

経営学部志望の例文

貴学経営学部で、マーケティング戦略と消費者心理学を中心に学び、デジタル時代の新たなブランド構築手法の研究に取り組みたいと考えています。

入学後の1・2年次では、経営学と心理学の基礎を幅広く学ぶとともに、「消費者行動論」や「ブランド戦略論」などの専門科目を重点的に履修したいと思います。3年次からは△△教授の「デジタルマーケティング研究室」に所属し、SNSを活用したブランドコミュニティ形成の研究に挑戦したいと考えています。

また、貴学の「ビジネスプランコンテスト」や「企業インターンシッププログラム」にも積極的に参加し、理論と実践の両面からマーケティングを学びたいと思います。卒業研究では、「持続可能な社会におけるブランド価値の再定義」をテーマに取り組みたいと考えています。

卒業後は、広告代理店やブランドコンサルティング企業でマーケティング実務を経験した後、ゆくゆくは独立して、地域の中小企業のブランディングを支援する仕事に携わりたいと考えています。特に、伝統工芸品など日本の文化的価値を持つ製品の海外展開支援に貢献することが私の長期的な目標です。

看護学部志望の例文

貴学看護学部で、高度な看護技術と患者中心のケア理念を学び、将来は小児看護のスペシャリストとして子どもたちの健康を支える看護師になりたいと考えています。

入学後は、基礎看護学をしっかりと学んだ上で、「小児看護学」「家族看護学」「発達心理学」などの科目に特に力を入れたいと思います。また、貴学の特色である「シミュレーション教育」を通じて実践的な技術を磨くとともに、3年次からの臨地実習では小児病棟での実習に特に注力したいと考えています。

さらに、貴学の「子どもホスピスボランティアプログラム」にも参加し、病気と闘う子どもたちとその家族への理解を深めたいと思います。卒業研究では、「小児の心理的ストレスを軽減するケア方法」について研究したいと考えています。

看護師資格取得後は、小児専門病院での臨床経験を積みながら、小児看護専門看護師（CNS）の資格取得を目指します。将来的には、病院内のケアだけでなく、地域での小児在宅ケア支援や、病気の子どもを持つ家族への心理的サポートにも携わりたいと考えています。

具体的なビジョンを示す際のポイントは、志望校の実際のカリキュラムや教授陣、特色ある教育プログラムに基づいた具体的な計画を示すことです。そのためには、入学後に履修可能な科目や参加できるプログラムなど、事前にしっかりと調査することが必要です。

「日本高等教育学会」の調査によると、「具体的な学習計画と将来ビジョンを示す志望理由」は、入学後の学習意欲や目的意識の高さを示す指標として評価される傾向があります。

自己推薦書の添削ポイントと仕上げのチェックリスト

自己推薦書は何度も推敲を重ねることで完成度が高まります。ここでは、効果的な添削のポイントと最終チェックリストを紹介します。

よくある失敗事例と改善例の比較

自己推薦書を書く際にありがちな失敗パターンとその改善例を比較して、効果的な自己アピールの方法を学びましょう。

失敗例1: 抽象的な表現

× 改善前

私は努力家で忍耐強い性格です。何事にも一生懸命取り組み、最後までやり遂げることができます。この性格を活かして、大学でも頑張りたいと思います。

○ 改善後

私の忍耐強さを示す具体例として、高校2年次の数学コンクールへの挑戦が挙げられます。当初は予選すら通過できませんでしたが、毎日2時間の追加学習を半年間継続し、最終的には県大会で優秀賞を獲得しました。この経験で培った粘り強さは、貴学の高度な研究活動においても活かせると確信しています。

失敗例2: 活動の羅列

× 改善前

私は高校時代、生徒会活動、ボランティア活動、英語スピーチコンテスト、科学研究など様々な活動に取り組みました。どの活動も熱心に取り組み、多くの成果を上げました。

○ 改善後

高校時代の様々な活動の中で、特に力を入れたのは科学部での研究活動です。「微生物による水質浄化」をテーマに2年間取り組み、地元の河川の水質改善に実用可能な微生物フィルターを開発しました。この研究は県の科学コンテストで最優秀賞を受賞し、全国大会にも出場しました。この経験を通じて培った科学的思考法と実験スキルは、貴学の環境工学科での研究活動に直接活かせると考えています。

失敗例3: 志望理由の曖昧さ

× 改善前

貴学は伝統があり、教育環境も充実していると聞いています。また、就職実績も良いと聞き、ぜひ入学したいと思いました。

○ 改善後

貴学経済学部の「フィールドスタディを重視した実践的経済学教育」に強く惹かれています。特に、◯◯教授が指導される「地域経済分析ゼミ」では、理論学習とフィールドワークを組み合わせた研究手法が学べると知り、私の学習スタイルに最適だと感じました。高校時代に取り組んだ「地元商店街の活性化提案」の経験をさらに発展させ、地域経済の持続可能な発展モデルを研究したいと考えています。

失敗例4: 自己中心的な内容

× 改善前

私は小さい頃から医者になるのが夢でした。高い収入と社会的地位を得て、充実した生活を送りたいと思います。貴学医学部は合格率と国家試験の実績が高いので志望しました。

○ 改善後

医師を志望するきっかけとなったのは、高校1年次に祖父が重篤な肺炎で入院した際、命を救った医師の存在です。その後、地域の総合病院で2年間、週末ボランティアとして患者さんの話し相手や案内役を務める中で、医療の本質は技術だけでなく、患者さんへの深い理解と共感にあることを学びました。貴学医学部は「患者中心の医療」を教育理念に掲げ、早期から臨床現場で学ぶカリキュラムが充実していることから、私の目指す医師像に最適な環境だと考えています。

これらの例からわかるように、自己推薦書では抽象的な表現や単なる活動の羅列ではなく、具体的なエピソードと、そこから得た学びや成長、そして志望校での学びとの関連性を具体的に示すことが重要です。

一般社団法人大学アドミッション専門職協会の調査によると、「具体的なエピソードに基づいた自己分析と志望理由の一貫性」が評価者の共感を得やすいという結果が出ています。

保護者が確認すべき重要なチェックポイント

保護者として子どもの自己推薦書をサポートする際には、以下のポイントを確認することが重要です。

内容面のチェックポイント

具体性
- 抽象的な表現ではなく、具体的なエピソードが含まれているか
- 数字や固有名詞を用いて詳細に描写されているか
一貫性
- 志望理由と自己アピールに一貫性があるか
- 入学後の学習計画と将来の目標にもつながりがあるか
独自性
- その学生ならではの個性や特徴が表れているか
- 他の応募者と差別化できる内容になっているか
誠実さ
- 虚飾や大げさな表現を避け、誠実な内容になっているか
- 実際の経験や実績に基づいた内容になっているか
志望校理解
- 志望校の特色や教育方針への理解が示されているか
- なぜその学校でなければならないかが明確か

形式面のチェックポイント

字数制限
- 指定された字数内に収まっているか
- 重要なポイントが強調されているか
文章構成
- 段落分けが適切で読みやすい構成になっているか
- 導入・本論・結論のバランスは適切か
誤字脱字
- 誤字脱字や文法的な誤りがないか
- 固有名詞（学校名、教授名など）は正確か
文体統一
- 「です・ます調」と「である調」が混在していないか
- 全体的に統一された文体になっているか
指定書式
- 学校指定の書式や形式に従っているか
- 提出方法や締切日を確認しているか

保護者が子どもの自己推薦書を確認する際は、「こうあるべき」という固定観念を押し付けるのではなく、子ども自身の個性や考えを尊重しながら、より効果的に伝わるようサポートすることが大切です。

国立教育政策研究所の「高校生の進路選択に関する調査」によると、「保護者のサポートを受けながらも、生徒自身が主体的に作成した自己推薦書」が最も効果的であるという結果が示されています。

提出前の最終チェックリスト

自己推薦書を提出する前に、以下のチェックリストで最終確認をしましょう。漏れがないかをしっかりとチェックすることで、完成度の高い自己推薦書にすることができます。

内容に関するチェック

□ 志望理由は具体的かつ説得力があるか
□ 自分の強みやアピールポイントが明確に示されているか
□ 具体的なエピソードや経験が含まれているか
□ 学びや成長が具体的に示されているか
□ 入学後の学習計画が具体的か
□ 将来の目標や展望が示されているか
□ 志望校の特色や教育方針への理解が示されているか
□ 全体的に一貫性のある内容になっているか

構成に関するチェック

□ 印象的な書き出しになっているか
□ 段落分けは適切か
□ 導入・本論・結論のバランスは適切か
□ 文章の流れに論理的なつながりがあるか
□ 締めくくりは強いメッセージになっているか

表現・文体に関するチェック

□ 語彙は豊かで適切か（同じ表現の繰り返しを避ける）
□ 文体は統一されているか（「です・ます調」か「である調」か）
□ 誤字脱字、文法的な誤りはないか
□ 固有名詞（学校名、学部名、教授名など）は正確か
□ 過度に謙遜した表現や、逆に自慢げな表現を避けているか

形式に関するチェック

□ 指定された字数制限を守っているか
□ 指定された書式（原稿用紙、フォント、余白など）に従っているか
□ 必要事項（氏名、受験番号など）は記入されているか
□ 提出期限は確認したか
□ 提出方法（郵送、オンライン、持参など）は確認したか

第三者チェック

□ 家族や先生など第三者に読んでもらい、意見をもらったか
□ 客観的な視点からの改善点を反映させたか
□ 伝えたい内容が正確に伝わっているか確認したか

これらのチェック項目をひとつずつ確認することで、自己推薦書の完成度が高まります。特に客観的な視点からのチェックは重要です。時間に余裕を持って作成し、何度も推敲を重ねることが成功への鍵となります。

文部科学省が発表した「高等学校におけるキャリア教育の在り方に関する調査研究」では、「計画的な準備と複数回の推敲を行った自己推薦書」が高い評価を得る傾向があるとの結果が示されています。

専門家が教える自己推薦書の書き方Q&A

自己推薦書作成に関してよくある疑問やポイントを、Q&A形式で解説します。

よくある疑問と回答集

Q1: 自己推薦書と志望理由書の違いは何ですか？

A1: 自己推薦書は「自分自身をアピールする文書」であり、志望理由に加えて自己アピールや活動実績、将来の計画なども含む総合的な文書です。一方、志望理由書は「なぜその学校・学部を志望するのか」という理由に特化した文書です。

自己推薦書はより広範な内容を含み、人物像全体をアピールする文書といえます。学校によっては「自己推薦書」という名称で志望理由を中心とした内容を求める場合もあるので、各学校の出願要項をよく確認することが重要です。

Q2: 自己推薦書はどのくらいの時間をかけて書くべきですか？

A2: 一般的に、良質な自己推薦書を完成させるには2〜4週間程度の準備期間が理想的です。

具体的なスケジュールとしては：

1週目：素材集め（自己分析、志望校研究、エピソード整理）
2週目：構成検討と初稿作成
3週目：推敲と第三者からのフィードバック
4週目：最終調整と完成

締切直前の駆け込み作成は避け、十分な推敲の時間を確保することが大切です。また、書いた後に数日置いてから読み直すと、新たな改善点が見つかることも多いです。

Q3: 自己推薦書で嘘や大げさな表現を使っても良いのでしょうか？

A3: 嘘や過度に大げさな表現は避けるべきです。自己推薦書の内容は、面接で質問されることが多く、整合性が取れないと信頼を損なう可能性があります。

ただし、自分の強みや成果を適切にアピールすることは必要です。事実に基づきながらも、自分の成長や貢献を具体的に示すことで、誠実さと自己アピールのバランスを取りましょう。

「私はクラスで一番優秀です」といった主観的な評価よりも、「数学コンテストで県内3位に入賞しました」といった客観的な事実を示すことが効果的です。

Q4: 活動実績が少ない場合、どうアピールすれば良いですか？

A4: 活動実績の「量」ではなく「質」に焦点を当てることが重要です。少ない経験でも、そこから何を学び、どう成長したかを具体的に伝えましょう。

また、学校の部活動や委員会活動だけでなく、家庭での役割、アルバイト経験、地域での活動など、幅広い経験を見直してみましょう。一見些細に思える経験でも、そこからの学びや成長を具体的に示すことができれば、十分なアピールポイントになります。

例えば、「家族の介護を手伝う中で学んだ責任感と共感力」「アルバイトで培った時間管理能力とコミュニケーション力」なども立派なアピールポイントになります。

Q5: 自己推薦書の書き出しはどのように工夫すればよいですか？

A5: 書き出しは読み手の第一印象を決める重要な部分です。以下のような工夫が効果的です：

具体的なエピソードから始める 例：「12歳の時に見た天体望遠鏡の中の土星の輪は、私の人生を変えました。」
印象的な言葉や引用から始める 例：「『失敗は成功の母』—この言葉は私の研究活動の原動力となっています。」
問いかけから始める 例：「人工知能は人間の創造性を超えることができるのか。この問いが私の情報科学への探究心を掻き立てました。」

いずれの場合も、その後の内容との一貫性を保ち、唐突な印象を与えないよう注意が必要です。

Q6: 自己推薦書と面接の関係性はどうなっていますか？

A6: 自己推薦書の内容は面接での質問の基になることが多いです。書いた内容について詳しく尋ねられたり、掘り下げた質問をされたりすることを想定して作成すべきです。

自己推薦書と面接での受け答えに一貫性がないと、真剣さや誠実さを疑われる可能性があります。自己推薦書に書いた内容について、より詳しく説明できるよう準備しておくことが重要です。

特に具体的なエピソードや志望理由については、面接で質問される可能性が高いので、十分に内容を把握しておきましょう。