学校概要
雲雀丘学園高等学校は、兵庫県宝塚市に位置する男女共学の私立高校です。1950年の設立以来、幼稚園から高校までの一貫教育を行っており、生徒一人ひとりの成長を長期的な視点で支援しています。阪急雲雀丘花屋敷駅から専用通路で直結しており、通学の利便性も抜群です。非宗教の学園として、多様な価値観を尊重しながら、社会に貢献できる人材の育成に力を入れています。
教育内容
本校では、文理探究コースと一貫探究コースの2つの学科を設けています。特に力を入れているのが探究学習プログラムで、大学や企業と連携したプロジェクトや、教職員によるオリジナルの探究ゼミを通じて、生徒の主体的な学びを促進しています。また、グローバル教育にも注力しており、CLIL型授業(英語を使った教科横断型学習)やカナダ語学研修などを通じて、国際社会で活躍できる人材の育成を目指しています。
学校生活
雲雀丘学園高校の1日は、朝の0限目(選択講習)から始まります。その後、朝の小テストを経て、午前・午後の授業へと進みます。授業では、ICTを活用した先進的な学習方法を取り入れ、生徒の理解度を高めています。放課後は部活動や自主学習の時間となり、生徒たちは各々の目標に向かって励んでいます。また、オシャレで機能的な制服は生徒たちに好評で、学校生活をより快適にしています。
部活動
本校の部活動は、運動部と文化部が充実しています。硬式野球、サッカー、テニス、水泳などの運動部に加え、美術、E.S.S、箏曲、茶道、放送部などの文化部があります。特に、ギター・マンドリン部、囲碁・将棋部、放送部などは数々の受賞歴を誇り、全国大会でも活躍しています。部活動を通じて、生徒たちは技術の向上だけでなく、チームワークや責任感も養っています。
進路実績
雲雀丘学園高等学校の進路実績は、生徒の多様な希望に応える形で幅広い大学への合格を果たしています。2024年度の実績では、東京大学や京都大学といった難関国立大学に7名が合格し、大阪大学・神戸大学(旧4帝大)には37名が進学を果たしました。国公立大学全体では78名が合格を勝ち取っています。私立大学では、関関同立(関西大学、関西学院大学、同志社大学、立命館大学)に475名が合格するなど、関西の有名私立大学への進学も多数あります。また、医学部にも9名が合格しており、難関学部への道も開かれています。これらの実績は、本校の充実した学習環境と個別指導の成果といえるでしょう。
入学案内
中学入試はA日程(午前・午後)とB日程、高校入試はA日程とB日程を設けています。学校説明会は年間を通じて複数回開催されており、本校の教育方針や学校生活について詳しく知ることができます。偏差値は中学校が50~51、高等学校が65となっています。入学を希望する生徒や保護者の方々には、ぜひ学校説明会にご参加いただき、本校の魅力を直接感じていただければと思います。
特色のある教育方針
本校の特色ある教育方針の一つが、グローバル教育プログラムです。CLIL型授業では、英語を使って様々な教科を学ぶことで、語学力と専門知識を同時に身につけます。また、カナダ語学研修では、実践的な英語力を磨くとともに、異文化理解を深めます。さらに、EIP(English Interaction and Production)という独自の英語教育プログラムを通じて、生徒たちのコミュニケーション能力を高めています。
学費
雲雀丘学園高等学校の学費は、教育の質を保ちながらも、できるだけ保護者の負担を軽減するよう配慮されています。入学時には入学金280,000円と施設費200,000円が必要となります。年間の授業料は542,000円で、これに加えて生徒会・PTA会費等20,800円、行事・学習材料費121,000円、タブレット関連費用19,950円、旅行積立金80,000円が必要です。これらの費用には、ICT教育のための設備や、充実した学校行事の運営費が含まれています。また、本校では教育ローンの紹介や奨学金制度も用意しており、経済的な面でも生徒の学びをサポートしています。詳細な費用については、学校説明会や個別相談で詳しく説明しています。
まとめ
雲雀丘学園中学校・高等学校は、「孝道」を基本理念とし、人間教育と学力向上の両立を目指す関西の名門校です。探究学習や英語教育に力を入れ、生徒の興味関心を引き出す自由度の高いカリキュラムが特徴です。また、ICT教育の推進やグローバル人材の育成にも注力しています。充実した進学実績と、生徒の自主性を重んじる校風により、多くの保護者から高い評価を得ています。豊かな自然環境の中で、生徒一人ひとりの可能性を伸ばし、未来を切り拓く力を育む学校といえるでしょう。